感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふう
93
古布絵のすばらしさに惹かれて。アイヌの人々の自然に対する畏怖と知恵、古布への愛情、想像力と技術のすばらしさが感じられる絵本です。ほんの少しだけ手芸をする身にとっては、どのページも愛おしい。 2019/10/16
yomineko@ヴィタリにゃん
71
大津波が押し寄せて来た😨😨😨それを刺繍で表現する宇梶剛士さんのお母様の静江さんは凄いです!!!コタンも飲み込まれてしまった😢😢😢カムイにお祈りするおばあさん・・・2023/10/01
☆よいこ
48
古布絵で描かれたアイヌの昔話。六代の人の世を生きてきたおばあさんの予言で、下の台地ランペシカ・コタンと上の台地リペシカ・コタンに海津波と山津波が来るという。ランペシカ・コタンの人々は避難したが、リペシカ・コタンの人々は海にのまれてしまった。おばあさんは海に流され、海の主であるアトゥイコルカムイ・エカシに助けを求める。しかしアトゥイコルカムイはおばあさんを六つ地獄へ突き落としてしまった。その時、村の守り神アイヌ・ラックルの妹君があけた穴から地上に登ったおばあさんは、せみ神に生まれ変わる。▽素朴で力強い。2019/09/02
モリー
46
アイヌの神による人に対する仕打ちが、とても理不尽に思えたのですが、作者が読者へ向けて書いたメッセージの中に「物語の中で、謎に思えるところに、深い意味が隠されているのかもしれませんね。」という言葉がありました。そして、その言葉とともに作者の解釈が示されていました。アイヌの民話に限らず、各地に伝わる神話や民話には謎に思えるの部分がよく見られます。そこに隠された深い意味を読み取る事によって初めて、私たちの祖先が伝えようとしたメッセージを受け取る事が出来るのかもしれません。2019/05/19
たまきら
34
布と糸がうむ線や図形が素晴らしかったです。文章よりも正直作品の方に目がいってしまいました。2019/09/06
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- 和書
- 新潟怪談 竹書房怪談文庫