内容説明
三つ葉のクローバーのように心を結び合う。まゆみ・アミ・テト。三人の前に繰り返し現れる茶色い瞳の青年はだれ?白髪の老人がじっとそそいでくるまなざしの意味は?かつて若者が身を投げた塔の窓に映る謎の影、寮母が語る遠い日の心ときめく思い出。女の子たちが出会ういくつもの物語の網目には、ちいさな危機もひそんでいた…。小学校上級以上。
著者等紹介
高楼方子[タカドノホウコ]
1955年函館市生まれ。東京女子大学文理学部日本文学科卒業。1996年『へんてこもりにいこうよ』(偕成社)『いたずらおばあさん』(フレーベル館)で路傍の石幼少年文学賞、1997年『キロコちゃんとみどりのくつ』(あかね書房)で児童福祉文化賞、2001年『十一月の扉』2006年『おともださにナリマ小』(フレーベル館)で産経児童出版文化賞、2006年『わたしたちの帽子』(フレーベル館)で赤い鳥文学賞・小学館出版文化賞を受賞。現在、札幌市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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