内容説明
「大草原の小さな家」で、ローラが大好きだったかあさん、キャロラインが主人公の「クワイナー一家の物語」。ミルウォーキーの女子大に通った日々を描く第6作です。1855年、もうすぐ16歳になるキャロラインは、初めて家族のもとを離れ、ミルウォーキーに住むイライシャおじさんのもとに寄宿して、女子大に通うことになります。おじさんたち新しい家族との絆、新たな友だちとの友情、舞踏会などの華やかな都会生活、そしてもちろん勉強にも励みながら、宝物のような時間が過ぎていきます…。小学校中級以上。
著者等紹介
ウィルキンズ,シーリア[ウィルキンズ,シーリア][Wilkins,Celia]
ニューヨーク州ブルックリン在住。1850年代に建てられた小さな家に、夫と息子の三人で暮らしている
アンドレイアセン,ダン[アンドレイアセン,ダン][Andreasen,Dan]
挿絵画家。これまで刊行された「キャロライン・シリーズ」のすべてに挿絵を描いている。オハイオ州メディナ在住。家族は、妻と二人の子ども
土屋京子[ツチヤキョウコ]
1980年、東京大学教養学部教養学科アメリカ科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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コマツ
5
キャロラインシリーズの中で一番面白かった!農地での暮らしぶりの描写の面白さはどうしてもローラシリーズに負ける。けど、この一冊、都会生活について書いた本作は−!水道?ガス??エレベーター???うっそお(゜U。)?って感じです。その他、禁酒法のこと奴隷解放運動のこと女性参政権のこと、女子大の授業のことやドレス製作から舞踏会まで、読み応えたっぷりです。華やかな都会生活を楽しみながらも母さんの教えを心に己を戒めたり、お金持ちの学友に嫉妬したりする16歳のキャロラインが魅力的です♪2010/11/18
dai
2
素敵なキャンパスライフ。キャロラインにもそんな頃が。とても先進的な教育を受けた方だったのね。 2019/12/30
凪
1
16歳になったキャロラインは、大学へ通うために一人都会のミルウォーキーにやってきます。コンコードとは何かも違う都会の生活に、最初は戸惑いますが親切なおじさんとおばさんに見守られながら大学生活を始めるキャロラインでしたが・・・。面白かったです。舞踏会へ行くためのドレスを誂えるところが素敵で、思わずため息が出てしまいました。この時のドレスが、小さな家シリーズで出てくるあのドレスだなんて、ビックリ。優秀な成績で、無事に大学生活を終えたキャロライン。次巻ではついに先生になるのかな?2015/02/26
遠い日
1
第六巻は、主人公・キャロラインの新生活をたっぷりと描いて、少女小説のようで、楽しかった。大きな町、ミルウォーキーでの大学生活があれこれと語られます。前半はきまじめな語りに少し退屈を覚えたが、後半にかけて、16歳の少女らしい心の動きが出てきて、愛らしい小説になっている。最終巻が楽しみ。2009/09/30
gurisan
1
★★★★☆ うんうん。田舎から都会へ出た身としては共感しながら^-^2009/07/09
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