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福音館文庫
箱船にのった鳥たち―ある野鳥病院の物語

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  • サイズ B6判/ページ数 310p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784834021271
  • NDC分類 K488
  • Cコード C8245

内容説明

カナダにあるチャブ夫妻の野鳥病院「鳥の箱船」には、車や電線に衝突したり銃でうたれたりした鳥たちが運びこまれてきます。回復した鳥をふたたび大空にもどすまでの記録は、ケアシノスリのイックなど、心に残るたくさんの鳥たちの思い出とともに、私たちに野生動物の救護のあり方を深く考えさせるでしょう。小学校上級以上。

目次

第1章 アビとカイツブリ
第2章 ペリカン事件
第3章 サギの仲間
第4章 カモとガン
第5章 イックの物語
第6章 タカの仲間
第7章 コンドル、ワシ、チョウゲンボウ
第8章 さびしがりやのセマファ
第9章 フクロウの仲間
第10章 みなし子になったエボシクマゲラのヒナ
第11章 ゲームの好きなワタリガラス

著者等紹介

チャブ,キット[チャブ,キット][Chubb,Kit]
1936年、カナダのモントリオール地方に生まれた。看護師として12年間勤務したのち、1978年にオンタリオ州ベローナという町に、鳥類救護研究財団、通称「鳥の箱船」病院を開設し、野鳥の救護、研究活動ならびに自然保護に関する教育、広報活動をつづけている。93年、「オンタリオ州の自然保護活動に多大な貢献をした」ことにより、オンタリオナチュラリスト協会からW・E・サンダース賞をうけた

黒沢優子[クロサワユウコ]
1957年、新潟県生まれ。1995年、96年に連続して山形県遊学館外国絵本コンクールで優秀賞受賞。受賞作『おじいさんのえんぴつ』が出版された(金の星社)。北海道鶴居村に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

booklight

27
野鳥を助けたいという思いでできたカナダの野鳥病院。筆者夫妻が自主的に始め寄付が集まり、年間数百羽の事故に遭った鳥たちを治療、療養し野に放たれる、その観察記。鳥を身近に観察でき筆者の愛も感じられ、そして絵もかわいいので読んでいて飽きない。治療を嫌がってだすコンドルの嘔吐物がすさまじいとか、仲間の折れた羽を元に戻そうとするノリス、ワシミミズクからは兎の骨のペリットが750g、アオサギが人に慣れずに大騒ぎ(だからあまり助からない)、鏡の中の友達をなんとか出そうとするカナダガン、遊び好きなワタリガラスとか。2021/06/12

ずっこっこ

2
自ら野鳥を診察しながらもかなり引いて観察しているというか、自主性を重んずるというか、そういう視点が興味深い。 「だからあなたも自然を大切に」みたいな押しつけがましさはあまりなく、鳥それぞれの性質が伝わってきて面白かった。2012/04/26

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