著者等紹介
シソコ,ジェリ・ババ[シソコ,ジェリババ][Sissoko,Djeli Baba]
1932年、サハラ砂漠に近い北辺の村ニオロに生まれ、8歳から語り部であった父親に語りと四弦のンゴニの弾き方を仕込まれる。西アフリカ各地の語りの匠のもとを遍歴研鑚し、とくにセグーのバンバラ王国(16~18世紀)の伝承に詳しい。マリ有数のジェリの一人
みやこみな[ミヤコミナ]
都美納。1934年生まれ。日本女子大学文学部国文科卒業。1991年まで出版社勤務
ドロ,ラミン[ドロ,ラミン][Dolo,Lamine]
1958年、ユニークな創生神話と生活文化をもつドゴン族の祭司の家に生まれる。高校の美術教師の傍らマリ国会議事堂の壁画なども制作。汎アフリカ文化祭には第一回から出品し、マリの自主映画制作にも協力。ヨガを学び難病のヒーリングを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
105
アフリカのマリの昔話のようです。ある意味、自分を捨てた村に対しての仕返しをするということであまり子供向きという感じではないですね。読んでいて何か、山下和美さんのコミックのランドを思い出してしまいました。ただ厳しい気象状況などがあるアフリカなどには、よくある話なのかもしれません。2015/12/20
花林糖
18
(図書館本)西アフリカ・マリの昔話。両親を失った赤ちゃんが森に捨てられて...。石の話す言葉や夜空の星の音楽を聴いてみたい。2015/12/09
みさどん
12
民話や伝承物語は、残酷なものは多いし、なぜそうなるのか説明がつかないものだって、よしとしてしまう強さがある。これも一人の男の子の不思議な一生のお話。村人たちが牙をむかなかったことが幸い。オオカミや猿に育てられた子どもがいるのだから、納得してしまうんだな。2019/01/12
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
<こどものとも世界昔ばなしの旅 26> アフリカ(マリ)の昔話。 不吉と言われ、捨てられた男の子が、動物たちに育てられるという不思議な人生。男の子の願い(呪い?)は届き、村の人々を改心させる。2024/10/28
lovemys
6
アフリカのお話し。残酷な仕打ちをやめるお話し。マリの国の民話です。2021/10/13