著者等紹介
秋野和子[アキノカズコ]
1945年、岡山県に生まれる。フリーのラジオレポーターを努めた後、ヨーロッパを経てカナダに5年滞在。広島県在住
秋野亥左牟[アキノイサム]
1935年、京都市に生まれる。1962年から、インド、ネパールに6年滞在。ネパール滞在中に絵本『プンクマインチャ』(福音館書店)の原画を制作、この仕事で、1969年、第2回世界絵本原画展金牌を受賞。その後、ヨーロッパ、メキシコを経て、カナダに7年滞在。広島県在住
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちえ
34
以前から読みたかった本が「かくれんぼ」テーマで図書館の児童書コーナーに。そして、かなり前の月刊本だけどほとんど傷んでいなかった。タコの擬態を描いている。沖縄に住み海に潜りタコ漁をしていた秋野亥左牟氏が海の中で自分の目で見たタコや海の生き物の姿。この本に使う色を出すために沖縄の土を混ぜたりもしたという。今までに読んだどの秋野氏の絵よりも引き込まれた。素晴らしかった。2024/09/07
booklight
32
アニミズム寄りの秋野亥佐牟の絵。たこの一日を描くがわりと不穏。たこや魚や砂の模様が自然によったりアニミズムによったり。その分、普通の絵本ではない奇妙な魅力がある。2021/03/13
たまきら
30
本当に今、どこかの海で起きている出来事かもなあ。昨日は娘さんのお願いで久しぶりにすみだ水族館へ。すごい人だったのでちょっと見て帰りましたが、ウツボさんとオットセイさんがフレンドリーな日でした。クラゲはたくさんいますが、タコさんいないんです、地元の水族館。2020/12/07
nyanco
29
インパクトのあるこの表紙。開けば鮮やかな南洋の海の底。身を守るためにサンゴ、海藻や水に変身するタコの様子が見事!子供たちが目をキラキラと輝かせるのではないでしょうか。画家の秋野亥佐牟さんは16年間沖縄の海でタコを捕って暮らしていた方なのでタコの生態が見事に描かれています。魚をガリガリ食べたり、タコ自身も足を食べられちゃったり…と結構リアルなのですがオススメです。 2010/08/11
seraphim
24
南の海にすむ、タコの一日を描いた絵本。タコってこんなに上手に擬態するんだ。すごーい。独特なタッチで描かれた絵で、南の海の様子がわかりやすく描かれている。タコの生態がわかるので、科学絵本としても読めそう。夏に読むのによいなぁ。2014/06/30
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