内容説明
真っ黒なお母さんと真っ黒な子猫のなかに真っ白な「しろちゃん」が1匹。しろちゃんは、みんなとおなじ真っ黒になりたくてたまりません。揺れ動く子どもの気持ち。そしてほっとする結末。母さん猫のやさしさや子猫の姿態が実に可愛く描かれています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
252
森佐智子・文、MAYA MAXX・絵。黒猫のお母さんから生まれた4匹の子ネコたち。3匹は真っ黒なのだけれど、1匹だけどういうわけか真っ白。ある日、悩める白い猫のところにやって来たのは真っ白のお父さん猫。絵は極太の描線に黒を塗ったもの。インパクトも強い。お話は、作者の森佐智子さんが大学生の時のものらしい。どうりでタイトルのネーミングがダイレクトというか、テキトーというか。2025/03/12
鱒子
48
2004出版。こどものとも版で読了。ムスメが小さい頃に何度も何度も読んだ、わたしの好きな絵本。まっくろ兄弟の ただ1匹のまっしろい猫 しろちゃん。みんなと同じ色になる方法を模索しますが… マヤマックスさんの可愛くないけど可愛い絵も好みです。
momogaga
40
レストラン蔵書。【大人こそ絵本】お母さんと3匹のお兄さんは真っ黒、なのに自分だけは真っ白。なぜなんだろうと悩むしろちゃん。そりゃ色々と考えるよ。最後は理由が判り良かったね、しろちゃん。2023/09/18
みさどん
29
しろねこちゃんは黒猫から産まれて、他の兄弟姉妹も全部黒猫。だからしろねこは体を汚してでもみんなと一緒になりたがる。けれど、母さん猫はきれいになめとって気にしない。それはお父さんが・・と。事実、うちの猫は同じ兄弟で、ハチワレ、クロ、キジと全く毛色が違う。でも、クロとハチワレが仲良しで、気の合い方は違うみたい。かわいい教訓本になるなあ。2016/03/06
たまきら
27
黒猫家族の元に一人生まれたしろちゃんのお話です。猫だらけな毎日を送っている娘さんなのに、この本は受けませんでした。そういえば、里親探しした子たちの中に白猫いなかったな~。2020/01/25