内容説明
愛すべき悪童トムと自然児ハックの繰り広げる、痛快無比な冒険物語。海賊ごっこや宝さがし、そして、恐ろしい殺人事件に巻き込まれてしまったときの少年たちの恐怖心と良心の呵責。作者の軽妙にして巧みな表現は、子どもたちの自在な夢と願望を心ゆくまで、存分に充たしてくれます。小学校上級以上。
著者等紹介
トウェイン,マーク[トウェイン,マーク]
1835年、ミズーリ州フロリダで生まれた。4歳のとき、ミシシッピ川沿いの村に移り住み、自然に恵まれた少年時代を過ごす。12歳で父親を亡くし、生活のために様々な職業についたが、やがて『ハックルベリー・フィンの冒険』『王子と乞食』など多くの優れた文学作品を書き、アメリカの国民的な作家となった。1910年没
八島太郎[ヤシマタロウ]
1908年、鹿児島県で生まれた。東京芸術大学中退、米国ニューヨークのArt Students Leagueを修了。フランス・国際美術展大賞画家。1994年没
大塚勇三[オオツカユウゾウ]
1921年、中国東北地方で生まれる。東京大学法学部卒業。外国の児童文学の翻訳紹介や民話の再話などをおもに手がける
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kotaro
1
★★★★★★★★☆☆2021/02/28
morgen
1
面白かった。前半は、思春期の入口にいる男の子を育ててる今だからこそ味わえたのだと思う。若いころだったら、途中で読むのをやめていたかも。無鉄砲なトムは、今だったらADHDとか言われちゃうのかもしれないが、そんな彼だからこそスリル満点の冒険と報酬を得られたのだと思える。『グーニーズ』や『スタンド・バイ・ミー』といった映画を産む下地となったであろうアメリカの古典童話。2019/08/20
かおり
1
大冒険。少年たちの価値観が少年目線で書かれていて、一緒に冒険しているようでした。一度は読んでおかないとね。2014/04/16
ちいさな図書館
1
初めて読了。すごいハラハラしました…なんてこったい!な展開多々で驚きました。こんなに危ない橋を渡るストーリーとは…2012/01/02