内容説明
タンタンとスノーウィは、友人たちを助けるため、罠とわかりながらも、南米サン・テオドロスにのりこみます。そこで待っていたのは、懐かしい面々です。そして、タンタンは思いがけず、革命の手伝いをすることになります。完成した話としては、「タンタンの冒険」シリーズ最後となる作品です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズコ(梵我一如、一なる生命)
6
4、5歳の時、何処か見たことのない世界の絵本だ!と図書館で借りたことを覚えている。でも、自分じゃ読めず、母の読み聞かせの量じゃないし。。理解できなくても憧れて絵柄を眺めた。結局、酔っ払いとか、国家の陰謀とか世界に広がる複雑さを理解して読めるようになったのは、高学年の頃。思いがけず新作を発見。作者最期の完成作なのも納得のメインキャラ総出。政治家が変わっても社会問題は何も変わらないという皮肉を教えてくれる別刷りチラシも素敵でした。ラテンらしくノリは超ご機嫌な話2015/06/07
ととろ
5
面白かった。かなり風刺的な作品だったかな。スノーウィがあまり活躍しなくてちょっと寂しい。これがタンタンシリーズ最後の作品・・・残念だな~。2012/07/03
なおなお
4
ハドック船長がお酒が不味くて飲めない…から始まる物語。その原因もそれを利用したストーリー展開も面白い!アルカサル将軍の奥さんの最後のオチも最高!2021/11/02
kumo
2
今回はいくつかの過去作を読まないと話に混乱しそうと思いました。今回はあまり冒険らしいとは言えませんが、色々懐かしい顔が出てきて、楽しめました。 カーニバルで驚いたのがスヌーピーがいたこと。この時代にもういたのか。それぞれの国にはそれぞれのしきたりがあるのはわかるけど、タピオカさん気が狂ったのか?はないだろう、せっかくアルカサルさんがそう言ってるんだから笑。2017/01/13
DERIA
2
タンタンの絵柄は可愛いのに痛烈なメッセージが込められている。それぞれのキャラクターが素敵でこれで最後と思うと寂しい。ビーカー教授の発明はその人を思ってだけど報われないね~船長の罵りがまた聞きたい!2014/03/06