内容説明
猟場を持たない迷い狼となったシリキたち兄姉は、巨大集団の追っ手からのがれ、幾多の困難をくぐり抜け、やっと安住の地を見つけたのだった。が、世界の秩序である「掟」の復活をめざして、シリキたちはふたたび、巨大な黒狼に宿命的な闘いを挑む―。雄大なスケールで描く、狼たちの一大叙事詩。小学校上級以上。
著者等紹介
レヒアイス,ケーテ[レヒアイス,ケーテ][Recheis,K¨athe]
オーストリアに生まれる。出版社勤務の後、移民相談の仕事に従事。1960年に北米インディアンの生活に触れ、翌年『小さなワシと銀の星』を出版。以後、作家の道を歩む。オーストリア児童文学賞を始め受賞も多い
松沢あさか[マツザワアサカ]
愛知県に生まれる。名古屋大学ドイツ文学専攻卒
ホレンダー,カレン[ホレンダー,カレン][Holl¨ander,Karen]
オーストリアに生まれる。パリのグラフィック学校で学んだ後、1989年にウィーン造形芸術アカデミーの修士課程修了。動物園の動物のスケッチがレヒアイスの目にとまり、さし絵画家としてスタートをきることになった
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