福音館文庫<br> 年をとったワニの話―ショヴォー氏とルノー君のお話集〈1〉

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福音館文庫
年をとったワニの話―ショヴォー氏とルノー君のお話集〈1〉

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784834019001
  • NDC分類 K953
  • Cコード C8298

出版社内容情報

10世紀もの年をへたワニが、海に出て12本足のタコと恋仲になるお話他、奇想あふれる全4篇を収録。(S-10)

<読んであげるなら>---
<自分で読むなら>小学中学年から

内容説明

数十世紀もの年をへたワニは、故郷を捨ててナイルをくだり、海に出て十二本足のタコと恋仲になるのですが…苦いユーモアにみちた表題作ほか、奇想あふれる全四篇を収録。「二十世紀のラ=フォンテーヌ」ショヴォーが、最愛の息子ルノー君に語ったお話にみずから絵をつけた物語のシリーズ、第一弾。

著者等紹介

ショヴォー,レオポルド[ショヴォー,レオポルド][Chauveau,L´eopold]
1870年、リヨンに生まれ、のちパリに出て医師となる。アルジェリアでの農場経営、軍医などの経歴をへて、第一次世界大戦後は創作活動に専念。多数の小説を発表する一方、塑像や絵画も制作。本シリーズを構成する絵入り本の数々で、ユーモアと機知に富んだ独自の世界を築いた。1940年没

出口裕広[デグチユウコウ]
1928年東京生まれ。1951年東京大学仏文科卒。1992年一橋大学教授定年退職
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

(C17H26O4)

78
異種間交流のお話。互いに愛情や友情を抱いてはいるけど、行動は…という。ワニは食欲に駆られて恋仲のタコを食べちゃうし、コウノトリは友達のアヒルを掴んで飛行中、躊躇なく海に落としちゃうし。でも多分いいお話?も入ってるよ。カメがリスと結婚して子宝に恵まれるの。どれもかなりブラックで、これが父親が息子に語ったお話だというところがまたなんともいえないんだけど、動物たちの行動も、アヒルを羽ごと飲み込んだワニの腹痛を心配する息子の反応も正直でよろしい、って思えてかなり面白かった。絵も味があってそれがまたいいんだなー。2021/11/06

めしいらず

55
著者ショヴォー氏が息子ルノー君に物語ったお話シリーズの第1弾。良い意味で展開が行き当たりばったり的故に先の読めぬ、シュールで毒のあるストーリー。思惑が交わらない会話。著者による愛らしさはカケラすらないけど妙に惹きつけられる挿絵。どれもこれも素晴らしい。初読2篇は勿論、別訳で読んでいた2篇も改めて愉しめた。やはり表題作がイチバン好き。最初の1行から最後の1行まで、全く飽きることなく夢中でいられるストーリーの吸引力。万人には勧められないけど、感性がピッタリ合う人なら、その中毒性にハマること請け合い。2013/10/12

めしいらず

46
父ショヴォー氏が子息ルノー君(4才)に語り聞かせたお話集。心の趣くままアドリブ的に転がる奇天烈な物語は予測不能。あっけらかんとした残虐性。氏自身による挿絵の奇妙な味わい。全然教訓がない潔さ。今の世なら子供向けとは言い難いと眉を顰められそうなシニカルさ。思わずニヤけてしまうこと必至だ。何と言っても表題作。氏のお話で最も良く知られたものだろう。これはよく練り込まれた抜群の面白さ。老いたワニから親切なタコへの2つの愛。優しい気立てへと、美味しさへと。彼は愛に抗えず遂に食べてしまうのだ。そしてさめざめと泣くのだ。2019/02/07

クリママ

36
少し大きめの文庫本の形。児童書。パパであるショヴォー氏が4歳の息子のルノー君にねだられてしてあげた、動物が主人公の4編のお話。本当に話したのかな。ぶっ飛んでるというか、シュールというか、残酷というか、別に大した話じゃないんだけど、ショヴォー氏の絵と相まって、何とも言えない魅力がある。う~ん、何とも言えない。2020/08/07

らぱん

36
ハマった。ワニのエロさが好きだったが、旧訳には無いメンドリとアヒルとコウノトリの鬼畜っぷりに心を奪われた。特にメンドリの出鱈目さに別れられない悪い女を見て、辛抱たまらんという気持ちになった。(愛+個人主義)×エスプリ=フランス人と思っている自分にとって、子供のころからこんな話を聞かされている土壌があるからに違いないと確信した。これ、日本でも児童書の扱いかぁ、いいことだなぁと思っている。吉田戦車の「伝染るんです。」を思い出したのは、わたしだけではないはずだ。このシリーズはあと4冊あると知った。楽しみだ。2019/07/13

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