出版社内容情報
昼間遊ぶときも夜眠るときもひとりぼっちのちいさなろば。クリスマスイブにプレゼントを配る手伝いをしたろばに、サンタクロースがくれたものは……。心温まる美しい絵本。
＜読んであげるなら＞3才から
＜自分で読むなら＞小学低学年から
内容説明
クリスマスイブにプレゼントを配る手伝いをしたひとりぼっちの小さなろばに、サンタクロースがくれたものは…。心温まる美しい絵本。
著者等紹介
エインズワース，ルース［エインズワース，ルース］［Ａｉｎｓｗｏｒｔｈ，Ｒｕｔｈ］
１９０８年、イギリスのマンチェスターに生まれた。子どものために二冊の詩集を出版。後に、ＢＢＣラジオ番組「Ｌｉｓｔｅｎ Ｗｉｔｈ Ｍｏｔｈｅｒ」のために、いくつかの物語を書いた
石井桃子［イシイモモコ］
１９０７年、埼玉県に生まれる。日本女子大学英文科卒業後、文芸春秋社、岩波書店に勤務し、現在、著述・翻訳に従事する。１９５１年、『ノンちゃん雲に乗る』で文部大臣賞受賞。１９５３年、児童文学に貢献したことにより、菊池寛賞受賞。東京在住
酒井信義［サカイノブヨシ］
１９４４年、神奈川県に生まれる。東京芸術大学油画科卒業。同大学院修了。１９６７年、大橋賞受賞。１９７１年、新制作展新作家賞受賞。現在は、制作のかたわら新聞連載小説の挿絵を描くなど、幅広く活躍している。東京在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
142
酒井信義「ちいさなろば」絵本原画展@銀座教文館にて。ひとりぼっちのロバが、サンタクロースさんのピンチを助けるお話。トナカイならぬロバカイ。寂しげな雰囲気の中、訪れるハッピーエンド。クリスマスにピッタリな心優しさにホッコリします。2025/12/24
buchipanda3
78
クリスマスを迎えた小さな黒いろばのお話。落ち着いた濃緋色の装丁がいい感じ。本を開くとそこには優しい色使いの白銀の世界が広がっていた。そして凍えそうな雪に覆われた特別な日に起こった不思議な出来事は心をほわっと温めてくれた。誰もが自分の願い事を祈る日、それはろばも同じなのだ。ろばが叶えて欲しい願いとは…。場面場面で見せる黒いろばの表情豊かな目が印象的。初めは憂いていた目、それがみるみると変わっていき、達成感の後に驚きがあり、やがて歓びに満ちていく。並んで頬ばる場面は見ているこちらも心が穏やかになる一枚だった。2025/12/27
mincharos
41
これもクリスマスもの。トナカイのうちの1匹が足を怪我して飛べなくなっちゃって、ちいさなろばが代わりにプレゼント運びのお手伝いをしてあげた。サンタさんは子供たちにプレゼントを配り終えた後、ろばにも感謝の気持ちから何か贈り物をあげようと。ろばって「イーヨウ！」って鳴くの？笑 あと「おはなしのしっこをしました」のところで「しっこって何？」と娘。ろばだって人間だって、クリスマスシーズンは誰かと一緒に過ごしたくなるものだね♡とっても美人な白いろばを贈り物にもらえた黒いろば。とても幸せなクリスマスになったね♡2020/12/18
chiaki
37
クリスマスのおはなし。シンプルな表紙がとても好み。クリスマスイブを友だちもなく一人さみしく迎える1頭のろばの元にサンタ・クロースが降り立ちます。怪我をしたトナカイに代わって、ろばはサンタの手伝いを立派に務めあげる。そんなろばにサンタ・クロースがくれた最高のプレゼントとは…♡なんて心温まるおはなし！幸せな気持ちで満たされます。2021/02/06
ume 改め ｓａｒｙｏ
34
好きですね、こういう作品（＾＾） titleからはクリスマスの絵本とはわかりませんでしたね。 この意外な展開がいいですね。 落ちが分かっているけど、絵がまたいいですね（*＾0＾*）/2014/02/23
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