大人になるためのリベラルアーツ―思考演習12題

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大人になるためのリベラルアーツ―思考演習12題

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  • サイズ A5判/ページ数 295p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784130033480
  • NDC分類 002
  • Cコード C1000

出版社内容情報

真理はひとつか? なぜ,絶対に人を殺してはいけないのか?――簡単な答えのない問題と格闘し,異なる価値観をもつ他者との対話をとおして,本当の「大人」になるための思考を鍛えていく.学生と教師の「生の声」が飛び交う授業.東京大学による,新しい教養教育の試み.

内容説明

本当の「教養」とはなにか?「絶対に人を殺してはいけないか」「真理は1つか」など、簡単に答えの出ない問題と格闘し、異なる専門や価値観をもつ他者との対話をとおして真の「大人」になるための思考力を鍛える。東京大学による新しい教養教育の試み。

目次

第1回 コピペは不正か
第2回 グローバル人材は本当に必要か
第3回 福島原発事故は日本固有の問題か
第4回 芸術作品に客観的価値はあるか
第5回 代理出産は許されるか
第6回 飢えた子どもを前に文学は役に立つか
第7回 真理は1つか
第8回 国民はすべてを知る権利があるか
第9回 学問は社会にたいして責任を負わねばならないか
第10回 絶対に人を殺してはいけないか
番外篇 議論によって合意に達することは可能か
最終回 差異を乗り越えることは可能か

著者等紹介

石井洋二郎[イシイヨウジロウ]
1951年、東京都生まれ。1975年、東京大学法学部卒業。1978年、パリ第4大学修士課程修了。1980年、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。1980年、東京大学教養学部助手。1982年、京都大学教養部助教授。1987年、東京大学教養学部助教授。1994年、同教授。2007年、東京大学駒場図書館長。2012年、東京大学副学長。2013年、東京大学大学院総合文化研究科長・教養学部長。2015年より東京大学理事・副学長。学術博士

藤垣裕子[フジガキユウコ]
1962年、東京都生まれ。1985年、東京大学教養学部基礎科学科第二卒業。1990年、東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻博士課程修了。1990年、東京大学教養学部助手。1996年、科学技術庁科学技術政策研究所主任研究官。2000年、東京大学大学院総合文化研究科広域システム科学系助教授。2010年、同教授、2013年、東京大学総長補佐。2015年より東京大学大学院総合文化研究科副研究科長・教養学部副学部長。学術博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イボンヌ

11
文句なしに面白い。大学のゼミや講義を文章化した本です。リベラルアーツやアクティブラーニングの実践です。テーマも何故人を殺してはいけないか、真理は一つかなど、答えが容易でない事を学生と先生が議論しながら、差異を確認しながら合意を模索します。大学に行きたくなります。2018/01/10

nekozuki

11
本書を読んで「リベラルアーツ」という概念の一端に触れられたように思う。結局のところ、この概念は専門的視点に陥りがちな人たちがより広い視野を持つために学問分野を横断する知識として持つべきものとして設定される。まさに「教養」。12回の議論を、読者である自分も新たな発見をしながら読んでいったが、これはとても優秀な参加者による濃密な議論の記録であったからだろう。いっぱしの大学では、教養云々以前に専門知識をより磨くのが優先であるように思えてならない。2016/07/12

makio37

10
東京大学で「後期教養教育」として行なわれた授業の記録。「グローバル人材は本当に必要か」「代理母出産は許されるか」など12テーマについての議論は、どれも明確な結論までは至っていない。しかし、各々が自分の専門分野の視座から堂々と発言し、他者との差異を認識し、自己変容も経ながら合意を模索するプロセスは、読んでいて非常に面白い。年齢だけは立派な大人である自分は、この議論にまともに加われるだろうか。言葉の定義を確認したり、ロールプレイで立場を入れ替えたりと、議論の進め方のお手本としても有用である。2019/04/07

かんがく

8
東大の教授とTAと学生による11回の議論の記録。各テーマとそれに対する意見そのものも面白いが、学生たちが議論やロールプレイングを通して様々な視点に立つことで「教養」を身に着けていく様が面白い。問題設定、議論の進め方、最後のまとめなどアクティブラーニングの実践としても参考になった。2021/07/23

coldsurgeon

2
リベラルアーツは、人を様々な拘束から解き放ち自由にする知識や技能を意味する。他者の話に耳を傾け、自己との対話を深める。差異の認識、相互承認、自己の変容、合意という過程を大切にする必要がある。自分で考え、自分で行動し、自らの社会を造り上げるために自ら参画すること、そのための力となるのが、教養であるという。自分というの均一なものではく、自分の中の多元性に気付き抑圧せず、今ある自分の外側に出て別の自分を発見する自由さを持つことが必要である。2016/08/09

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