出版社内容情報
子どもたちが大好きな泥遊び。泥のスープや泥のクッキーを作って遊んだ後は、泥の固まりに、乾いた砂をまぶして、泥だんご作りに挑戦。最後は、泥だんごを坂から転がして、固さ比べだ!
<読んであげるなら>2才から
<自分で読むなら>---
著者等紹介
たなかよしゆき[タナカヨシユキ]
1950年、大阪に生まれる。さまざまな職業につくかたわら、創作活動を続ける。現在、古道案内人として活躍中。石造美術研究者。大阪文学学校講師
のさかゆうさく[ノサカユウサク]
1953年、島根県に生まれ、その後、広島市で育つ。1975年、多摩美術大学工業デザイン科中退。日本エディタースクール編集科通信部修了。大学中退後、佐渡島で農業に従事。1985年『ゆきまくり』で絵本作家デビュー。アトリエひなたぼっこ・こども絵画創作教室、手づくり絵本教室プロデュース
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
momogaga
39
【大人こそ絵本を】自分で作る宝物。小さいころはよく作ったな。以前テレビで見た名人の泥だんごはまるで大理石のよう。保育園に寄贈の前に最後読み。2017/11/22
annzuhime
32
図書館本。最近、どろだんごをよく作る三女は大喜びのこの絵本。子どもによってどろだんごも特徴が出て面白いよね。ピカピカのどろだんごは小学3年生に長女にとってもまだ嬉しくなるらしい。頑張って作ったどろだんごが割れちゃうと悲しいけどね。それでも負けずに今日も泥だらけで頑張って作っています。2022/07/15
たーちゃん
30
先日、公園で泥団子を作って公園内の小山から転がして遊んだので、息子が気に入るかなぁと思い借りてみました。やっぱり食いついた!!繰り返し読んでと言われました。今度公園に行ったら、まん丸のキレイな泥団子作りに挑戦しようと思います。2020/08/06
gtn
28
初めてものづくりの快感を得たのは、泥団子かもしれない。保育所の運動場の片隅に、粘土質の土が採れるくぼみがあり、同級生と泥団子作りに没頭した思い出がある。気まぐれに三角形にして飛行機も作ったが、結局泥団子に戻った。磨けば光るところがいい。カチカチになるところがいい。ただただ丸いところがいい。2022/05/31
ごんたろう
27
泥団子の製作過程が描かれる。土と水の適度のバランスが必要。ひんやり、べったりした感覚。まるめて、形を整える。表面にサラサラした砂をかける。ヒビが入ったら修復作業だ。ピカピカの泥団子が完成。完成したら強度の確認。その後は隠しておく。本書では、団子の方が人間の手よりもリアルに描かれる。最も初期の人類も、おそらくは泥団子を作ったと思う。私たちは自然の一部を切り取り、加工して作品にする。人間が人間である根拠はここにあると思う。最高傑作は、特別な場所に展示したい。特別な場所が見当たらないから、隠してしまうのである。2015/05/18