出版社内容情報
島が無人島だと知った少年たちは、友情と協調の精神で、果敢に運命に立ち向かっていく。胸おどる冒険物語。(C-2)
<読んであげるなら>---
<自分で読むなら>小学中学年から
内容説明
今や、自力で島から脱出することは不可能と悟った少年たちは、友情と協調の精神で島の生活を耐え忍び、救援の手がさしのべられる日を待った。そんなある日、島の砂浜に二人の男がうちあげられているのが発見され、やがて、武器を持った七人の命知らずの悪者が、少年たちの前に立ち現れるのだった。小学校中級以上。
著者等紹介
ベルヌ,J.[ベルヌ,J.][Verne,Jules]
1828年、フランスに生まれた。広範な知識と豊かな空想力によって、科学冒険小説ともいうべき新しい分野を開拓した。1905年没
太田大八[オオタダイハチ]
1918年、長崎に生まれる。幼児期はウラジオストック、長崎県大村で過ごし、その後、東京神田に移る。1943年、多摩美校卒業。1955年、日本童画会賞受賞。1958年、小学館絵画賞受賞。イラストレイターとして活躍中
朝倉剛[アサクラカタシ]
1926年、横浜に生まれる。1950年、東京大学卒業。東京外国語大学名誉教授。専攻はフランス十七世紀文学。2000年没
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
長くつしたのピッピ
15
子ども達の勇気や知恵がますます冴え渡る下巻。離反した仲間を思いやるブリアンの心栄えがとてもいい。それにしても、子ども達が遭難した島を「植民地」と訳するのは翻訳者の時代背景も有るのだろうか。架空の島「チェアマン島」のモデルがニュージーランドに有るらしい。今と違って情報が少ない時代にこんなにも壮大な物語を作る作者はすばらしい。現代においても魅力的な要素がたくさん有って、是非多くの子どもたちに読んで欲しい。2020/03/08
ぱせり
12
読む速度は下巻になってますます加速。島に人影をみつけたところからは一気に読んでしまう。その一方で、彼らの規律正しい生活に感心。選挙によるリーダー選び、それぞれに役割分担、一日の時間割を決め、揃って勉強をするなど、生き延びた秘訣は、ここにありそうな気がします。2010/07/15
くみ
9
ドニファンたちは他の少年たちとは別の生活を築くため、住処を離れる。ドニファンのブリアンに対する妬みかのひがみは、大人社会でもあるような。。 しかしある出来事がきっかけで和解、一致団結する。 少年たちの知恵と冷静さと勇敢さは本当に素晴らしい。 もっと早くに読んでおくべきだったなとちょっと後悔。。 2017/06/22
ほよよ
3
下巻はさらに加速して一気でした。先が気になって焦って、読むスピードが目で字を追うスピードに追いつかない笑!この本の訳がかなり原作に忠実に訳されてるっぽく、綺麗にまとまりすぎてないとこも外国の物語の雰囲気がそのままでいい。読書の面白さを思い出させてくれたような、その楽しさの原点のような作品でした。★★★★★2017/01/26
taga
2
鳥の種類に驚いた。2018/09/26