出版社内容情報
リスやクマなどの動物たちの楽しいおたよりに案内されながら、繊細に描かれた実物大のきいちごの図鑑を楽しめます。おまけに、ジャムやゼリーなどの作り方も分かります。
＜読んであげるなら＞4才から
＜自分で読むなら＞小学低学年から
著者等紹介
古矢一穂［フルヤカズホ］
１９５０年千葉県生まれ。植物画家。群馬県在住
岸田衿子［キシダエリコ］
詩人、童話作家。群馬県浅間山麓の小屋に定住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほのぼの
50
木苺ってこんなにも種類があるんだ〜と驚かされた。古矢一穂さんのボタニカル・アートが美しい絵本。図鑑と言っても良いぐらい。精密な植物画に見入る。岸田衿子さんのお話は森の動物や虫の書簡形式。熊↔リス。牛↔カタツムリ。タヌキ↔キツネ。猪↔蜂。互いに身近に実った木苺について手紙をやりとりする。なぜこのカップリング？と不思議ではあるけど、楽しくのどかな文章が微笑ましい。木苺の甘酸っぱい味を思い出す。2025/05/10
mntmt
31
お手紙形式でわかりやすくて、きいちごのことが学べる。絵も綺麗。きいちごって、こんなに種類があるのですね！2017/03/13
ykshzk（虎猫図案房）
24
大人ですが木苺の図鑑がわりに自分用に購入。17種類のきいちごについて書いてあり、そのうち12種は原寸大の絵が掲載。中身は子供向けだが、私のように、野山を歩いていて手の届く所に木苺を見つけたら取りあえず食べてしまう、という大人にも最適。木苺は種類が多くてなかなか名前が覚えられないので、これで覚えられるかも。木苺を話題に、各地に住む色々な動物達が手紙のやりとりをするのだが、それがまた楽しい。自分も人間をやめて彼らの仲間になりたくなってしまう。 2022/01/24
いろ
24
動物達が手紙やりとりする形で，地元のキイチゴを紹介する絵本。こんなに多種類！とビックリ。図鑑くらい知識は盛り沢山なのに，可愛らしい短い手紙形式で綴られていて会話みたいにフンフン頷くうちに，キイチゴの色々が分かり，だんだん野山に出かけてキイチゴを探したくなって来る♪ 最後の方に ありたろう達が描いたキイチゴ分別チャートはメモしとこ＾＾ ８歳男児も動物達の個性あふれるお手紙が楽しいみたい。「お返事やっと来たね。」等やり取りを楽しんだり，羊親子の方言が可愛いと喜んだり，かなりのお気に入り絵本になった。2016/05/31
すぱちゃん
19
初夏に仙台付近で見られるきいちごについて、知りたくて購入しました。動物たちから動物たちへ、きいちごについての絵文字つきのお手紙が届きます。それぞれ、地方や生活環境に合わせた、きいちごの情報です。先日、きいちごの思い出についての短歌を詠んだので、種類を知りたくなりました。初夏、仙台付近、実がみかん色ということで、多分、もみじいちごだと結論付けました。来年、葉っぱも確認してみます。本書はaiaimoさんに紹介していただいた絵本です。母に見せたところ、｢昔、家にあったよ？｣とのこと。びっくりしました。ありたろう2020/10/12
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