出版社内容情報
トーマはお母さんの病気を治すため、魔女に薬をたのみますがすぐに作ってくれません。でんぐり返しをして、魔女を喜ばせようとしますが…。美しい風景を背景にした心温まる絵本。
<読んであげるなら>5・6才から
<自分で読むなら>小学低学年から
内容説明
この絵本は、小さな魔女の人形からヒントを得ました。魔女の魔力に惑わされたのか、迷路に入り込み何度も堂々巡りを繰り返しました。やっとのことで描き終えたとき、魔女の人形がニッコリと微笑んでくれたように思えたのは気のせいでしょうか。読んであげるなら5才から、じぶんで読むなら小学校初級むき。
著者等紹介
広野多珂子[ヒロノタカコ]
1947年、愛知県に生まれる。スペインのシルクロ・デ・ベージャス・アルテスで美術を学ぶ。帰国後、児童書の世界に入る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
140
こんにちは。とんがりやまの森の奥、小さな家を訪れます。あれ、誰もいないや。おーいおーい、助けておくれ。かすかに声が聞こえるよ。ちいさな魔女リトラの登場です。イテテテ、トゲに引っ掛かっているところを助けた少年。ありがとうを言わないの!?…いたずら好きのリトラ。みんなが困っているのを見るのが楽しみなんて。エッー!?そんなイメージなの魔女って。…少年は薬が欲しくてあの手この手で笑わせます。ママは喜んでくれたし、絵は繊細で植物は美しく描かれているから、めでたしめでたし。…なのかな?作者のブラックユーモアたっぷり。2021/05/08
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
50
魔女って聞くと手に取ってしまいます。ある時、お母さんが病気になり、薬を作ってもらうため、魔女リトラの元へ。意地悪で、自分本位だけれど憎めない。でもやっぱり悪いやつだわー。広野さんの絵が細やかでとても素晴らしかった。2021/03/08
舟江
23
丁寧に、丁寧に描かれた絵。ただそれだけでも充分だ。もし植物の名前を知っていたら、もっと楽しめたかもしれない。2019/12/11
mntmt
20
大判絵本。いじわるばあさんだよ、この魔女は。だけど、そこがいい。絵も綺麗で見入ってしまう。2019/04/27
ヒラP@ehon.gohon
15
お母さんの病気を治すために、魔女に薬を作ってもらいに…。 お話もいいのですが、絵の細部に描かれた虫や花や動物たちを見ているだけでも、楽しくなってくる絵本です。 とてもこだわりをもって描かれた絵。 どこか魔女の宅急便につながる、ファンタジックな世界を感じました。2016/03/24
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