出版社内容情報
3人のおばさんたちと暮らすようになったペッテルとロッタは、おばさんたちが留守のあいだに、人に親切にしようと出かけます。ところが帰りに道に迷ってしまい…。
<読んであげるなら>5・6才から
<自分で読むなら>小学低学年から
著者等紹介
ベスコフ,エルサ[ベスコフ,エルサ][Beskow,Elsa]
1874年、スウェーデンのストックホルムに生まれる。少女時代から絵が好きで美術学校に学び、卒業後母校の小学校で絵画の教師となる。結婚後、教師をやめて絵本や児童書のさし絵の仕事を始める。1952年、子どもの本に対するスウェーデンの最高賞、ニルス・ホルゲション賞を受賞。1953年、没
ひしきあきらこ[ヒシキアキラコ]
1960年、東京に生まれる。父親の仕事の影響で、幼い頃よりスウェーデンの文化に親しんで育つ。慶応義塾大学卒業後、スウェーデンのウプサラでスウェーデン語を学ぶ。現在、スウェーデンを中心に北欧児童図書の翻訳、紹介に活躍
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
17
図書館放出本。スウェーデンでは、ペーターはペッテルなんですねえ。ホンワカ楽しい本です。オタマさんすっかり気に入りました。シリーズの最初が読みたいなあ。2016/06/26
いっちゃん
13
自分に意地悪をした人に優しくするのは難しいけど、やってみると良い方にいった!心にとめておかねば。2019/12/16
けんちゃん
13
読友さんのご紹介本。シリーズ4作目。ひとつひとつの出来事はほんの小さな偶然なのですが、それが次々重なって、とんでもない大冒険になってしまいました。電話もなく、車もないゆったりとした時間の流れが、とても贅沢、騒動の中で心配する人たちにはもどかしい時間なのですが、うらやましささえ感じます。メリーゴーランドをいい年をした大人たちが楽しむ時代、すてきです。2011/04/01
こかげ
12
「人に親切にする時は、こっそりするものだ」あおおじさんの教えを守って、ペッテルとロッタはかつてお世話になっていたクリスティンばあさんのところへ猫とお菓子をそうっと届けました。最初は誤解されたものの、すぐに誤解は解け、喜んでもらえます。 でもそれから家に帰るまで、こんなにも冒険が待っているなんて…親切な人達に助けられながら、家まで帰りつく物語。最後にはとびきりのご褒美が待っています♡2023/12/23
ツキノ
12
(E-30)これはまぎれもなく冒険だ!ねこのエスメラルダが3匹子どもを産み、1匹だけ飼うことにする(理由もちゃんと書かれている)。勉強を教えてくれるあおおじさんの教え「いい子はね、人に親切にするものだよ。心から親切にしてあげれば、いじわるな人も、とてもいい人になる」といいうことを考え、かつて一緒に住んでいたせんたく女の元へ子ねこを届けようとするふたり。帰り道、ハプニングが重なる。はからずしもサーカスに出演するというのは、「パディントン」でも「ねこのオーランドー」でもあった。あおおじさんの最後の提案が素敵。2020/02/10