出版社内容情報
食がテーマのハラペコエッセイ！ ワイルドな話や珍しい食文化、時には気安い自前料理などを縦横に語り尽くすシーナさん。そのシーナさんがコロナに感染！ 気を失ったまま病室に運ばれ、3日ほど眠ったまま。さらに、退院してから1ヵ月以上も「ハラペコ感」が戻らない！ そこで見つけた「おいしさ」を、今回は語ります。
内容説明
ふたたび立ち上がるシーナ流「ハラペコへの道」！この年にして改めて語るまことのおいしさの意味。
目次
パリの秘密
ソーメン系一族の時代がきた
ビスケットの朝食。ステーキの朝食
砂漠の食事
フライパンに偏愛
青春貧困大御馳走
チベットとモンゴルのお正月
むかし銀座はわがひるめしの庭だった
色っぽいイカさん。流れ者のタコさん。
へいーお待ち、わしらの握り寿司
海亀対ダチョウのタタカイ
ぼくたちを育ててくれた９５円カツドン
本格そば崇拝教
神様 仏様 おかゆ様
ホカホカごはんに濃厚味噌汁！
夜霧にむせぶ哀愁のおでん酒場
愛と哀しみのワンタンメン
真冬のシベリア料理
三役揃い踏み
無敵の煮干し、コンブ出汁
肉饅頭の安全な食べ方
オニギリおむすび専門店
ソーメン大会こぼれ話
深夜の開花丼
がまん大会
朝、一合のごはんを炊いて
小サバの群れの食い放題
タマゴどうする事件
雪山のいちゃもん鍋
マルカン大食堂の割箸ソフトを知ってますか
著者等紹介
椎名誠［シイナマコト］
１９４４年東京生まれ。作家。写真家、映画監督としても活躍。１９７９年『さらば国分寺書店のオババ』でデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shoji
33
シーナさんの「おなかがすいたハラペコだ」シリーズ。面白かったですよ。釣った魚を釣ったソバからひたすら唐揚げにして食べる、そりゃ旨いに決まってるよ。シーナさんの野外メシ、ほんとうに旨そうだな。ズボラな感じがとてもいい。今回もごちそうさまでした。2023/08/30
九月猫
23
シリーズも4弾め。このシリーズを読むといつも思うけれど、とくに今巻は奥さまの支えを感じた。ご自身もいろいろ活躍してらっしゃるのに。あらためて、すごい奥さまだわ。しみじみ。 で、いつもの食べもの話。他の巻にもこの巻にも同じ話が繰り返し出てきたりするけれど、何度読んでもどれも面白い。とりあえず、おそうめんと卵を落としたおじやが無性に食べたくなる。あ、炒飯も。 最後がマルカン食堂のエピでちょっと嬉しかった。割り箸で食べる10段ソフトはワタシの長年の憧れの存在（笑）一昨年やっと食べることができたのだ。2023/06/23
tetsubun1000mg
17
椎名さんの連載も減ってきたのか新刊がなかなか発売されなくなった。 最近はこの「おなかがすいたハラペコだ」シリーズしか見かけなくなった。 コロナで重症化して入院されていたそうだが、こうしてまた読めるようになって良かった良かった。 バカバカと鯨飲していた椎名さんも、普通盛りを注文するようになったのが不思議な感じがするが、自分でも最近は普通盛りを注文するようになったしなあ。 このシリーズはできるだけ長く続いて欲しいな。2023/07/03
フーミン
13
ごちそうさま。心もお腹も満たされる美味しくて懐かしい食べ物。もっと知りたい。このシリーズ面白過ぎ。2023/09/21
りょうけん
10
＜還＞ 先日シーナ兄いの本『失踪願望。 コロナふらふら格闘編』を読んだ。病気して寝込んだりなど決してしない と思っていた あの野生派シーナ兄いが 新型コロナバイラスに感染し，しかもかなりの重症にまで至ってしまって でもなんとか生還した という顛末記だった。僕はかなりビックリしたがそれでもすまぬが それなりにいや充分面白かった。すまぬ。 2023/05/28
