出版社内容情報
新しい友だちを得たチムは「ゆうかんなせんちょう」といっしょに、ふたたび海にでる。夢ふくらむ航海の始まりのはずだったが……。海洋冒険絵本チムシリーズ第2作。
<読んであげるなら>5才から
<自分で読むなら>小学低学年から
著者等紹介
アーディゾーニ,エドワード[アーディゾーニ,エドワード] [Ardizzone,Edward]
1900~1979。ベトナムに生まれる。父はイタリア系フランス人、母はイギリス人。5歳の長男のために描いた『チムとゆうかんなせんちょうさん』が好評を博し、シリーズの始まりとなる。第二次世界大戦中は従軍画家。戦後チム・シリーズを再開し、最後の巻を77歳で発表した。1957年ケイト・グリーナウェイ賞受賞。生涯で180冊以上の作品を残した
なかがわちひろ[ナカガワチヒロ]
中川千尋。1958~。東京芸術大学美術学部芸術学科卒業。創作絵本や童話も多数出版している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たーちゃん
28
新しい船を手に入れたチムたち。その船を海賊に乗っ取られそうになりながら勇敢に戰う船員たち。息子は最後まで真剣に聞いていました。このシリーズどうやら好きそうです。2022/02/21
Shoko
27
図書館本。読み聞かせ。『チムとゆうかんなせんちょうさん』を読んだときに、シリーズだと教えていただき、2作目のこちらを手に取りました。今回もチムは運を味方につけて、立派に活躍します。かいぞくと、題名にあるのに意識せず読んでいて、思わぬ展開にハラハラドキドキしました!この『チムとルーシーとかいぞく』が出版された年、ドイツがオーストリアを併合。世界はWW2の暗雲の中にありました。3作目『チム、ジンジャーをたすける』は10年を経た戦後の出版。従軍画家として悲惨な場面をたくさん見聞きしたアーディゾーニが描く→2021/07/13
gtn
24
友人ルーシーを通じてスポンサーをゲットしたり、かつて海の藻屑になれと言い放った船長の再就職を斡旋したり、謀議をしていただけの海賊たちを捕える等、チムの活躍は留まるところを知らない。正義とは何か。チムの行動のすべてである。2020/08/03
おはなし会 芽ぶっく
12
『チムとゆうかんなせんちょうさん』 https://bookmeter.com/books/403637 シリーズ第2弾。 船が沈没して失業中(笑)のチムは、ルーシーという女の子と出会います。これがきっかけで、新しくエバンジェリン号での航海が始まります。家政婦のスモウリーさんが大活躍(むしろ主役?)2022/05/22
ツキノ
11
ルーシーはチムと友だちになり、ルーシーの後見人のグライムズさんと家政婦のスモウリーさんと船旅へ。ルーシーもチムも顔の表情はそれほど強調されず、印象に残るのは姿の全体。特に横向きとか後姿とか。スモウリーさんの変化がなにげに愉快。2016/02/21