出版社内容情報
村の広場に現れた黒いマントのおじさんは、不思議なおじさん。鞄から気球を取り出し、膨らますと、空へ上り、笛を吹く──懐かしい温もりのある、美しい絵本。
＜読んであげるなら＞3才から
＜自分で読むなら＞小学低学年から
内容説明
ある日、黒いマントのおじさんが、やってきた。大きなカバンと小さなカバンを、手に持って…少年と黒いマントのおじさんとの出会いと冒険を、静かに、暖かく描きます。年に一回イタリアのボローニアで開かれる、世界の児童書のブックフェア―ボローニア・ブックフェアで授与される国際的な絵本賞、児童賞大賞に輝いた作品です。３才から。
著者等紹介
金森宰司［カナモリサイジ］
１９４９年、長野県に生まれた。東京芸術大学大学院油絵専攻修了。文化庁在外研究員として、パリ装飾美術学校教授の研究所にて、マチスの研究のため、パリに一年間滞在。同時期、千葉大学工学部意匠科専任講師として、グラフィックデザインの指導と研究を行う。現在はフリーで制作を行う。新制作協会会員。神奈川県在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
46
表紙に見覚えがあったけれど、内容までは・・・。気になって借りてきた。不思議で面白いお話。外国の絵本のような雰囲気だが、作者は日本の人。2024/04/02
mntmt
14
おじさんの隠れた特技がすごい2020/05/26
Cinejazz
13
〝ぼくが､広場で遊んでいたら<黒いマントのおじさん>が､大きな鞄と小さな鞄を手に持ってやって来た｡ おじさんはマントを脱ぐと､小さい鞄から出した笛を吹き始めた｡いつの間にか､小鳥たちや町の人たちも集まってきた...つぎに､おじさんは､大きなカバンから気球を膨らまして｢乗るかい?｣と､ぼくに言った...ぼくは､大空へ飛び立った! ところが､大きな鳥が近づいてきて､気球をつっつきはじめた･･･!〟少年とおじさんの出会いと触れ合いをあたたかな目線で描いて､2000年度ボローニア児童賞大賞を受賞した絵本｡🎈2024/03/22
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
ぼく、が体験した不思議なおはなし。その不思議な体験をさせてくれたのはくろいマントのおじさん。おじさんの持つ大きな鞄と小さな鞄、中から出てきた笛や気球、何もかもが不思議。絵から外国の作家さん？と思ったら日本の方。2000年ボローニア児童賞大賞受賞。2024/05/29
ume 改め ｓａｒｙｏ
10
20頭身の世界！？(笑) 顔が小さいのか、体がデカいのか(笑)（＾0＾） 不思議な世界観が面白い。 落ちが付いていればなぁ（＾＾）2012/07/24
