出版社内容情報
色白でまん丸顔のあさたろうは、畑育ちの元気なネギぼうず。ワケあって今は故郷をあとにして、まわし合羽と三度笠の旅がらす……。楽しさ抜群の野菜づくし痛快時代劇絵本。
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
295
飯野和好・作。絵本に股旅ものの浪曲という信じがたい取り合わせ。なんとも大胆かつ破れかぶれの発想である。しかも、どうやら人気作のようで、シリーズ化されて何冊も出ている。あさたろうの秘密兵器は「ねぎじる」。これまた脱力系の武器ではないか。絵もまたインパクトが強い。けれど、全く美しくない。少なくても私の美意識はこれを許容しない。これがいいという人も(あるいは子どもたち)いるのだろう。それはそれで、わからなくもないのだけれど。2025/02/02
KAZOO
157
お気に入りさんの感想を見て読んでみようと思いました。このシリーズとくろずみ小太郎というシリーズがあり並行して図書館から借りて読もうと思いました。飯野さんの絵が何とも言えずにかみしばいを見ている感じになりました。野菜がたくさん出てきて楽しめます。2017/03/20
nakanaka
75
悪党をやっつけたことにより自分が村にいては村に迷惑が掛かると考えたあさたろうは村を出て旅をすることに。時代小説をモチーフにしたような展開。ネギ汁による攻撃という発想が面白いですね。きゅうりの浪人・きゅうべえも味があって素敵です。続編も気になるので読んでみます。アニメ化もされている模様。2018/11/19
ままこ
72
キリッとした顔立ち時代劇俳優みたいなあさたろう。正義感も強く弱いものいじめは許さない。広沢虎造風浪曲節で読んでいく味のある手書きの文章もこの作品にピッタリ。悪の追っ手から逃れて西へ東への旅がらす。アクの強い絵が物語を引き立てる。2018/11/17
Smileえっちゃん
69
飯野和好さんの絵に借りた図書館本。絵がユニークですよね。ネギ攻撃なんて発想が面白い。弱きを助けて東海道の旅がらす。シリーズものだったのですね。2021/04/01