出版社内容情報
夏のある日、虫たちの村に「ほたるホテル」が開業します。草のベッドに蛍の光の気持ちのいいホテルは大人気です。ところが、そこに暴れ者のカエルがやってきて……。
<読んであげるなら>3才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masa@レビューお休み中
82
ホタルといわれると、すぐに反応してしまう僕がいる。それは、きっとホタルを見る機会に恵まれなかったからだ。たぶん一度きりしか見ていない。だから、大人になった今でもホタルに対する憧憬の念が強いんだと思う。このお話は、そんなリアルな内容ではなく、幻想的でかわいいお話です。夏になると大きな柳の木の下に『ほたるホテル』がオープンします。期間限定の虫たちが暑さを逃れて涼みにくるための宿です。夜になると…もちろん、素敵な灯りに包まれた幻想的な空間となります。これは、虫だけではなくとも、泊まりたくなってしまいますよね。2013/09/13
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
80
夏のあいだだけオープンする虫たちのためのホテル。つゆくさやひめじょおん、ねこじゃらしのベッドなどが選べます。夜になればほたるの光でおもてなし。ところが、乱暴者のカエルがやってきて「泊めないと暴れる」と迫ります。夏のリゾートを守るため、ゲストが力を合わせて対抗します。涼しげな夏の絵本。2015/07/26
Rosemary*
52
ヤナギの枝が地面まで伸びるころ、ほたるホテルがはじまります。皆で草のベッドを用意しましょう。どのベッドがいいかなぁ。カエルの嫌がらせもカマキリおばあさんの気転で上手く収まって良かった。川のほとりでヒンヤリとホタルの灯りがともるころの美しさは格別ですね☆2015/07/23
annzuhime
39
図書館本。蛍の時期に。いろんな草でできたベッドが可愛いね。みんなで準備したほたるホテルにやってきたカマキリ。他の虫たちは怖がっていたけど、さらにカエルもやってきて。みんなで見る幻想的な光。今年は蛍の時期に見に行けなくて、数匹が飛んでいるのを見ただけ。来年は川一面の蛍たちを見に行きたいな。2023/06/08
たーちゃん
29
期間限定のとても涼しくて居心地の良いほたるホテル。今年も沢山の虫が集まってきました。そこに泊まりに来たかまきりおばあさん。みんなに恐がられていたけど、最後は良い働きをします。人は(ここでは虫ですが)見かけで判断してはいけないですね。息子もカブトムシが出てきて喜んでいました。2020/10/12