出版社内容情報
ヨゼフが赤ちゃんの時、おじいさんがブランケットをぬってくれました。そのブランケットは古くなりましたが、おじいさんの手によって次々と新しい使い物に変身していきます。
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
91
絵本。敬老の日テーマで小学6年生に読み聞かせ。ヨゼフが生まれた時におじいさんが素敵なブランケットを縫ってくれた。ヨゼフが大きくなり、ブランケットがジャケットに、ジャケットがベストに、ベストがネクタイに変わっていく。「おじいさんならできる」という絶対の信頼感。どうにもできなくなった時、ヨゼフはおじいさんのまねをして「ちょうどいいものができるんだー」と作ったものは。▽おじいさんが縫い物をしている下の画面で、落ちてきた端切れを使ってネズミの家族が素敵なものを作る場面もお楽しい。▽好きな絵本です。2021/09/09
yomineko@猫と共に生きる
64
読み友様からのご紹介本です。ヨゼフが生まれた時、おじいさんがブランケットを縫ってくれたが、経年劣化は否めずその度に捨てられるかと、、、でもおじいさんなら出来る!そう!これは古びたブランケットがジャケットに生まれ変わり、そして、、、素晴らしいリサイクルとおじいさんの愛情の物語なのです。2022/05/04
はる
61
おじいさんが魅力的。絵はちょっとクセがあるように思いましたが、温かな雰囲気です。こういうリサイクルの精神は大事ですね。ラストのオチが素敵でした。繰り返しが楽しい絵本ですが、物語本編よりも軒下で暮らすネズミたちが可愛らし過ぎて、そちらのほうが気になってしまった笑。2022/06/30
♪みどりpiyopiyo♪
51
先日読んで とても好きだった『ヨセフのだいじなコート』は、 https://i.bookmeter.com/reviews/68850155 実は、イディッシュ語の『オーバーコートをもっていた』という歌が元で、同じお歌の絵本が他にもある、と教えてもらいました。この本では、コート(ジャケット)の主 ヨセフと、魔法の手を持つおじいさんは、祖父と孫です。■画面の端で、別の家族のサイドストーリーが描かれているのも楽しくて♪ そうだよね。小さな欠片でも楽しく使うことはできるよね ( ' ᵕ ' ) (1992年)2018/01/07
gtn
34
歳を重ねるごとに姿を変えるブランケットは、おじいさんそのもの。孫にとって捨てられるわけがない。2021/11/11