たくさんのふしぎ傑作集
石ころ 地球のかけら

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  • サイズ A6判/ページ数 40p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784834015133
  • NDC分類 K458
  • Cコード C8744

出版社内容情報

石ころは昔、山だった。山はずっと昔、海の底だった。壮大な大地変容のドラマを、ふつうの石ころからさかのぼって見ていきます。浜辺に行くと、たくさんの石を見かけます。まるい石、かくばった石、ざらざらした石、すべすべした石。それらは、元からそこにあったのでしょうか。いいえ、そうではありません。昔は、川にありました。さらに昔は、山の一部でした。さらにさらに昔には、海の底にあったのです。石ころは気が遠くなるような年月をかけて、地球を移動しています。その壮大な旅のようすを描いた作品です。

桂雄三[カツラユウゾウ]
著・文・その他

平野恵理子[ヒラノエリコ]
イラスト

内容説明

石ころたちの、地球をめぐる旅。

著者等紹介

桂雄三[カツラユウゾウ]
1952年、東京は品川の生まれ。東京教育大学理学部地学科卒業。理学博士。元文化庁文化財調査官。日本ジオパークネットワーク理事

平野恵理子[ヒラノエリコ]
1961年、静岡県生まれ、横浜育ち。武蔵野美術大学卒業。イラストレーター、エッセイスト。山歩きや旅、暮らしについてのイラストとエッセイの作品が多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kinkin

77
石ころ=地球のかけら。たしかにそうだ。いい言葉だなー。普段目にしたり踏んだりときには放り投げたりする石ころ。そんな石ころがどのようにしてできたのかイラストで優しく解説されている。海辺や河原に落ちている石ころの名前がなかなか覚えられないなー。詳しい人と一緒に石ころ探しをしてみたいなあ。2019/02/14

アナクマ

33
カラフルで独特な色づかい(緑〜黄色〜オレンジ)。ちょっと長めの絵本ですが、笑い泣き怒り、表情豊かな石ころたちの旅をハラハラしながら追ううちに、しまいには写真の石ころの出自・模様の意味が分かるようになります。これがけっこう嬉しい。◉「とうとう、石ころたちは、いちばん深い海の底にやってきました。どんどんどんどん重なって、ぎゅうぎゅうぎゅうぎゅうおしつぶされて、しましまもようの岩になっていきました」91年刊。2020/03/17

shiho♪

19
図書館児童書棚より。石ころって地球規模の大冒険なのですね。山から川へ、そして海へ。海の底に堆積された石は気が遠くなるような年月を経て、隆起してまた山になります。文で書くと簡単ですが、石ころ一つ一つに壮大なドラマがあったと思うと石ころの見方が変わります。 息子たちは石を見つけると川に投げて遊んでいるのですけど…😅2022/03/02

紅生姜

10
少し長かったが、大満足。今年の夏に海水浴でたくさんのかわいらしい石を拾ってきて、それをただ眺めているだけで楽しかった私。石が好きなんだと気づく。石は地球のかけら。石を眺めていると、この子はいつ生まれてどこからやってきたのだろうと感慨深い。娘らのお気に入りはしましま模様。上と下で全然違うのに、一つになっちゃったみたいな幸せな石だと思った。2018/09/01

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

8
たくさんのふしぎ 1991年8月号 石が山から海へ姿を小さくしたり丸くなったりして降りてくるのは分かっていますが、何百年もかけて一巡することには気づいていませんでした。2025/01/05

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