内容説明
今日、わたしたちは人間も自然の一部であり、その自然の破壊は人類の破壊につながることを知っています。そして一匹のカブトムシもチョウも、人間と同じ権利を持つ地球生物の仲間なのです。その考えから、今、新しい謙虚さが生まれてきていると、わたしは思います。わたしたちは地球の主ではなくて、あらゆる生物と、パートナーなのです。すべての生き物が調和を保って生きている。「ワカの良き世界」が、一頭の巨大狼の出現によって変わっていく―。狼を描くことによって地上に生きる生物の一種族としての人間世界の危機と不安、希望と憧憬を描くオーストリアのベストセラー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
空飛び猫
2
シリキが向き合っているものは、何? 幸せとは、何?2012/07/04
こはね
2
何度目かわからない再読。久しぶりに読んだけれどやっぱり好き。多少暗喩的なところはあるけれど普通の物語として楽しめた。狼のもふもふした感じがいい。淡々とした文章が現実感と非現実感を行き来するイメージ。2012/05/12
Sena Nema
1
狼が主人公の話なのに、感動します。 自然がどうやって、成り立っているか。 ということも考えさせられました。 仲間同士の励ましあい・絆 に感動です。 2008/08/02
アキラ
0
中学生のときなぜかおばあちゃんが送ってくれた2017/01/21
hrs
0
小学生の頃読了 大学生になって、改めて購入した良作
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