こどものとも世界昔ばなしの旅
おひさまをほしがったハヌマン―インドの大昔の物語「ラーマーヤナ」より

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  • サイズ B5判/ページ数 32p/高さ 20X27cm
  • 商品コード 9784834014556
  • NDC分類 E
  • Cコード C8798

内容説明

ずっとみなみのくにインドの、とおいむかしのおはなしです。あるとき、かぜのかみワーユにむすこがうまれました。ワーユはたいそうよろこんで、そのこにハヌマンというなをつけました。そして、おくさんのアンジャーナにいいました。「このこは、やがて、りっぱなちからをもったかみになるにちがいない」。読んであげるなら4才、自分で読むなら小学校初級むき。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yomineko@ヴィタリにゃん

60
風の神ワーユの息子ハヌマン。どうしても太陽が欲しくてどんどん近づいて行く🌞しかし逃げられてしまう。太陽を助けるため、インドラ王は彼に杵を投げたがハヌマンは倒れたっきり目を覚まさない。息子がいなくなった悲しみでワーユは世から姿を消したが、死の国の様になってしまう。反省したインドラ、ハヌマンを探し当てて目を覚まさせ、世の中は元通りに。そして彼は力強い神となった。今でもこの物語はインドの人々の間で大切に語り継がれている。2024/06/14

chiaki

41
インドの昔ばなし。訳は松居直さん。きらきらと光り輝くお日さまが欲しくて近付いた風の神ワーユの息子ハヌマン。困っているお日さまを見た千の目を持つ鏡の王インドラはバジラーでハヌマンを倒します。父ワーユは悲しみのあまり息子と共に姿を消してしまったことでこの世のすべてのものが死に絶えてしまいますが…。ワーユはアマテラス、ハヌマンはスサノオのようで、読んでいて日本の神話と通じる所があり親しみを感じました。神様だってやんちゃしたり失敗するし、人間臭い可愛いところがあるのが好き。ハヌマンのその後の活躍も気になります。2021/02/22

たまきら

27
お猿の英雄、ハヌマン。インドで子供たちがすごくこの神様に色を塗っていたのを思い出した。「だっておさるなんだもん!」って感じ。彼の幼少期のこのお話も、きっとこどもに大人気なんだろうなあ。オタマさんにも大うけでした。2019/09/14

k sato

21
「こどものとも世界昔ばなしの旅(全15冊)」より古代インドの神話。『天空の城ラピュタ』の終盤。ムスカは古代サンスクリットの叙事詩「ラーマーヤナ」の伝説を語ります。この昔話は、「ラーマ―ヤナ」に登場するハヌマンの少年時代の物語です。バラモン教とヒンドゥー教の最高神・インドラは、風神の子・ハヌマンの命を奪うも生き返らせます。人知を超越した神々が繰り広げる生と死。神々の調和が崩れると、人々の暮らしに影響することを示唆しています。自然界の神々を畏怖する風土は日本人の八百万信仰と共通しており親近感を覚えました。2024/08/29

魚京童!

19
この話はすごいぞ。すべてが詰まっている。どこかの天使は太陽を目指して、翅がもげた。どこかの神様は天岩戸に隠れて、世界から光が消えた。世界の話には共通点が多い。作者が一人なのか、同じことが過去の世界で起きて、どうにか話をつなぐために残してきた物語なのだろうか。おそろしいことだ。ラーマーヤナとか面白いよね。2024/06/20

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