出版社内容情報
初めて見るバレエ、なんて優雅なんでしょう。バレエにすっかり魅せられた馬は、友達と別れ町のバレエ学校に入り、夢を着実に実現していきますが……。ほのぼのと心温まるお話。
<読んであげるなら>5・6才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
77
読友さんからお薦めいただいた本。バレエを踊りたくて街に出る馬くん。馬くんの頑張りも注目だが、仲間たちや動物たちとの触れ合いが微笑ましい。いやなこともあるけど、仲間たちがいたら、踊りたくなるくらい素敵な世界なんだ。2019/08/21
はる
59
読んでいてほのぼのとした気持ちになる物語でした、偶然バレエ団の踊りを見たことから、バレエを踊りたくなった馬くん。自然豊かな故郷を離れて街に向かいますが……。大成功して都会で立派なバレリーナになる、という結末ではないのがいいですね。凄く素敵なラストだと思います。下宿先の主人が優しくて魅力的。2023/07/17
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
43
馬がバレエを踊るという発想がとても面白い。そんな馬を取り巻く人々が優しい。元楽団員の仲間と馬のダンスのコラボを見てみたい。2019/12/16
ぶんこ
42
迷子のバレエ団を駅まで案内して、お礼にとバレエをみた馬さん。自分もバレエを踊りたくなり、町へ出てバレエ教室に入ります。卒業式で最優秀賞を得た馬さん。バレエ団に行きますが、入れてもらえません。下宿のグレーネさんは元楽団員。同じ楽団員のシェールさんとブッケさんとで、馬さんのバレエの演奏をしてくれ、嬉しくなった馬さんはバレエを披露。グレーネさんをはじめ、馬さんの周りの人も動物もオウムも皆親切。ほのぼの読めるのも馬さんの人徳ならぬ馬徳?2024/04/27
chiaki
39
憧れのバレエを踊るため田舎から単身都会へ飛び出した馬(名前はなくて、馬さん、馬くん、時々馬子ちゃんになる。笑)。ピンチの時には得意のおしゃべりで救ってくれるオウム、心優しくおおらかな家主のグレーネさん、帰りを待つ田舎の友だちたち…時には世間の冷たい視線を浴びながらも、そんな温かな人(動物)たちに支えられながら、自分の夢を成就させた馬の、情熱ほのぼのストーリー。ユーモラスな描写もあって時々くすりと笑わされます。読みものに慣れた低学年さんや、中学年さん向き。2021/04/08