出版社内容情報
なんのへんてつもない1本のナイフ。ぺージをめくっていくと、ナイフがまがる。おれる。とける。ちらばる。そしてのびてはちぢんで、どんどんふくらむ。不思議な絵本の世界。
<読んであげるなら>3才から
<自分で読むなら>小学低学年から
内容説明
読んであげるなら3才から。自分で読むなら小学校初級むき。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
86
主語と述語の組み合わせで不思議な風景が広がります。主役はナイフです。ナイフが……まがる。うん、そんなこともあるでしょう。「ねじれる」。おおーっ、すごいすごい。「われる」。えっ? だんだんシュールな感じになっていき、ルネ・マグリットみたいなのも出てきて、最後は……。作者は広告業界でキャリアを積んだコンビのようです。1985年11月初版。2015/06/20
nico
65
娘が年長の頃から好きな絵本。“そうなるはずがない”ナイフの変化に、感嘆の声を上げながら見入っている。写実的な絵だから凄く面白くて不思議なんだよね。ある程度大きくて、「ナイフとはこういうもの」という観念があったほうが楽しめる。大人が読んでも面白い。2014/06/20
藤月はな(灯れ松明の火)
64
絵本カフェ屋さんで4。再読。保育園に通っていた頃の私の弟はこの絵本が大好きでした。リアルな描写のナイフが曲がったり、捩じったり、千切れたり、溶けたりする姿は何度、読んでも息を呑みます。最後のページには何度、読んでも「アッ!!」と言わされ、「もう、変化を見られないのか・・・」とちょっと寂しさすらも覚えるから不思議。2014/08/31
かおりんご
60
絵本。未就学児向け。いろんな動詞が出てきて、わかりやすい。本当に不思議なナイフ。2015/01/26
けんとまん1007
59
やられた!という感じ。最後のオチは・・・お楽しみ。2010/02/02