出版社内容情報
スイスの鉄道は今日も大活躍。けわしい山をこえ、谷をわたっていきます。アルプスの山々の急勾配を登る登山電車もたくさん紹介。スイスの鉄道はきょうも大活躍。山をこえ、谷をわたって走ります。つぎつぎとあわられる、ループ線、アーチ橋、トンネル。アルプスの山々の急勾配だってのぼります。自動車をたくさんつんだ長い列車とすれちがったり、鉄道でしか行くことのできない町や村があったり……。雄大な車窓をたのしみながら、スイスの鉄道のユニークなかつやくぶりを紹介します。
宮脇俊三[ミヤワキシュンゾウ]
著・文・その他
黒岩保美[クロイワヤスヨシ]
イラスト
内容説明
けわしい山々を登るスイスの鉄道を紹介。
著者等紹介
宮脇俊三[ミヤワキシュンゾウ]
1926~2003。埼玉県に生まれる。1951年、東京大学西洋史学科卒業。出版社勤務を経て、作家活動に入る。第5回日本ノンフィクション賞受賞。また1985年泉鏡花賞を受賞した
黒岩保美[クロイワヤスヨシ]
1921~1998。東京に生まれる。1947年、日本国有鉄道に就職。客車、電車の車体の色デザイン、特急のヘッドマーク図案などを担当。1977年、国鉄退職。その後、季刊誌「レイル」の編集顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
113
山岳地帯がほとんどの国であるスイスのさまざまな鉄道を紹介してくれています。車社会というよりも鉄道社会なのでしょう。車が入れない観光地も数多くあります。大昔に住んだことがあるのでなつかしく感じました。宮脇さんが文章を書かれていて、しかも写真ではなくイラストというのもいいセンスです。楽しめました。2019/02/24
yomineko@ヴィタリにゃん
56
読み友様からのご紹介本です📙憧れの国・スイス。しっかりとした自立の意思を感じる永世中立国だが、国民は銃を持っており、いざとなったら戦う姿勢。だからこそ他国は手出しできずまた舐められていないのかも。自然を愛し、大切にして来た人々は、自動車産業を発展させない代わりに鉄道を敷いたため、渋滞もなく快適な旅が出来る😊2024/04/04
ぶち
35
「時刻表2万キロ』などの作品で鉄道紀行文や鉄道ファンの地位を高めてくれた鉄道ファンの神様みたいな宮脇さんが文を担当した科学絵本。絵は元国鉄マンの黒岩さんが描いています。マッターホルンやモンテローザを眺めに鉄道でしか行けない町ツェルマットを一度訪れたことがあり、当時を思い出し少し興奮しながら読みました。環境保全のために車よりも鉄道を優先させた施策をとるスイスは、日本やアメリカとはだいぶ異なる鉄道事情であることが覗えて興味深いです。スイスの産業や歴史などにも少し触れられていて大人でも読み応えがあります。2018/08/22
ぶんこ
33
月間の「たくさんのふしぎ 」でも読んでいるので表紙が同じなので驚きました。内容も同じなのかは・・実は忘れてしまっていました。ユングフラウとマッターホルンが離れているとは知りませんでした。スイスの鉄道で一番素晴らしい路線はベルニナ線でサンモリッツからイタリアのティラノまでだそうです。行きたくなります。この傑作集本でスイスと日本の貿易額が載っていました。輸出が輸入の2.5倍もあるのが驚きでした。鉄道とは関係ないのに一番印象に残ってしまいました。ページの最初に地図があって分かり易かったです。2019/04/14
新田新一
15
私は旅行作家宮脇俊三さんの大ファンです。絵本を執筆されていたとは知らなかったので、これを図書館で見つけた時は喜びました。宮脇さんらしいお祖父さんが、お孫さんをスイスに連れて行き、そこで列車に乗るという展開です。スイスの鉄道が詳しく紹介されています。山国のスイスでは、鉄道が大切にされてきたことが分かります。生き生きとした絵が素晴らしく、まるで旅行に行った心地になりました。ぜひいつかスイスに行って、この本で紹介されている鉄道に乗ってみたいです。2024/03/13
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