出版社内容情報
ヒゲの老人、鼻の老人、ジャニナの若いご婦人など、奇妙キテレツな人々がくりひろげる48の物語。リズムある訳詩とコマ割りの漫画仕立てで展開する、ナンセンス絵本の傑作です。
<読んであげるなら>5・6才から
<自分で読むなら>小学低学年から
内容説明
エドワード・リアの詩を異才佐々木マキがおいしく仕立てた。ナンセンス絵本の傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
43
100年以上前の英国のナンセンス詩人 エドワード・リアの詩を、佐々木マキさんの訳と絵で。■48人のたわごと師たちの ほら噺。絵本というより、漫画家 佐々木マキの面目躍如な感じです☆ ドライなナンセンスさが次々畳み掛けてきて、「なんで~!?」とびっくりしっぱなし 笑。■48人の中では、老人と若い女性が多いみたい。あと 鼻。■13の 片足立ちで本を読む男と、48の 青い水玉チョッキをあげるじいさんが好きです。 ( ' ᵕ ' ) (1994年)(初出 月間『おおきなポケット』1992~1994年)2017/06/29
booklight
36
ナンセンス詩画作家のエドワード・リアの『ナンセンスの本』を佐々木マキが手がける。英文だときっと韻を踏んでいるんだろうな、と思うけど、日本語ではもちろん韻はなく、さらにナンセンス度が上がる。それでも佐々木マキの絵で描かれるナンセンスは、なんだろうと思ってはわからないの繰り返しで、でもなぜだかページをめくってしまう。ストーリーをあざ笑うナンセンスを、久しぶりに読んだな。まさに佐々木マキの真骨頂。2021/12/12
たまきら
20
図書館放出本。おとんと大笑いしてました。日本の落語でいうところの「ほら話」集ですね。小学生ぐらいまで楽しめそうです。とっておこう。2016/05/20
ツキノ
19
【ナンセンス!好き!】1994年11月発行。イギリスのエドワード・リアの作品を手がけることが若い頃からの夢だったという佐々木マキ氏の作品。その48まである!「たわごと師たち」というタイトルも秀逸。【39】2024/02/16
ゆーかり
18
エドワード・リアの「ナンセンスの本」を元に佐々木マキさんが絵を描いたもの。文にはなくて絵にあるオチは元の詩にあったものか佐々木マキさんによるものなのか、リアの詩を覚えていないので分からない。日本語だと韻を踏んでいるのが分からないから絵で?なんとなく<その13>片脚で立って本を読んでいた男が好き。2018/01/21
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- 和書
- 神州纐纈城 河出文庫