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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
128
子どもが山を越えてお使いに行く話です。その山にくまがでてきたらどうしようかということでおばあさんおところまで言ってクッキーをご馳走になり帰ると言うところで山でクマに出会いますが、なんとか難を逃れてという話です。他愛もないのですが何かアメリカの昔の話のような感じがして懐かしい気がしました。2016/02/09
とよぽん
39
8歳の男の子が主人公の物語。大自然の中で動植物と共存して生活する様子が伝わってくる。絵が太田大八さんだと知り、親しみを感じた。2025/02/16
シュシュ
18
ヘムロック山をこえて一人でお使いに行く8歳の少年ジョナサンの話。ヘムロック山にくまなんかいないと自分に言い聞かせながら歩いていったのだが…。 シンプルな冒険の物語で、ジョナサンの生活や森の中の描写も面白かった。 太田大八さんの挿し絵がよくて、『大きな森の小さな家』のガース・ウイリアムスの挿し絵を思い出した。挿し絵が多めなので、本に慣れてない子でも読めそうな気がする。子どもが初めて読む読み物としてもいいなと思う。2016/01/09
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
16
ヘムロック山(丘ですが)にはクマがいるかもしれない。丘にクマなどいるはずがない。そんなヘムロック山を越えて、23人分のシチューを作るための鉄鍋を借りに行くジョナサン。ジョナサンがヘムロック山を一人で超えたのは八つの時。それから数年経っているのか、今も八つなのか?いくら体が大きいからと言って、そんな大きな鉄鍋運べるの?とドキドキしちゃいました。2022/04/25
遠い日
7
23人分のシチューを煮込める大きな鍋を借りに、ヘムロック山(本当は丘)をひとりで超える、ちょっと大変なおつかいを頼まれたジョナサン。ジョナサンは小鳥やリスやウサギたちに餌のない冬場、食べるものをあげるやさしい子。春はすぐそこ、冬眠から覚めたクマに遭遇したらどうしよう?ヘムロック山にはクマがいるとかいないとか。いないと思いたいけれど、もしいたらどうする?思いは千々に乱れて、ひとり行く山は道なき雪の中。子どもらしい心の乱れと、ひとりでなんとか切り抜ける勇気と、そのアップダウンが楽しかった。2022/04/08