出版社内容情報
風にとばされたり、はじけとんだり、水や動物にはこばれて旅をする種。遠くへはこばれるためのすばらしいしかけをもつ種122種と、その植物の生長した姿を美しく描いています。
<読んであげるなら>5・6才から
<自分で読むなら>小学低学年から
内容説明
とぶ、くっつく、はじけね、水や動物にはこばれる…、さまざまな方法で種を遠くへはこぶ、植物と種のおもしろずかん。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
seacalf
47
ふわふわとした綿毛ですぐに思い浮かぶのは、たんぽぽ。そう思ってページを開くと、なんとなんと、綿毛で種を運ぶ植物の多いこと多いこと。思い出せば確かにススキやガマもふわふわしていたっけ。見開きいっぱいに種を紹介し、次ページにはその植物本来の姿を紹介。綿毛以外にも羽のついた種、動物にくっつく種、さやなどをねじって種を飛ばしたり、水に流されるもの、鳥に食べられるものと種類ごとに分別、これは見ているだけで感心しきり。種だけでこんなに興奮させてくれるなんて面白い。ウォーキングで野の植物を観察する楽しみが増えた。2021/11/25
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
43
みるずかん・かんじるずかんシリーズ。写真でなく絵で描かれている。種の大きさは実物大。種はどんな植物なのかが次ページに書かれており、。また種が運ばれる過程なども載っている。2021/01/03
chiaki
42
タイトル通り、ずらりとたね、タネ、種!種の図鑑なのですが、次のページをめくればその種の主が描かれていて、ページを行きつ戻りつ、飽くことなくずっと眺めていられます。綿毛やプロペラのついた種、ころころ転がる種、くっついて運ばれる種、弾き飛ばされる種、水に流される種、動物に運ばれる種…子孫を増やそうとする植物たちの数々の知恵に改めて感激してしまう。巻末の『さくいんとかいせつ』も面白い。アリが種を運ぶなんて意外だった!!柔らかい部分を食べるんだそう。2021/06/26
aiaimo`olelo
30
子の国語の教科書で紹介されていたので借りてみた。絵本というより、まさに「見る図鑑」!いろんな種がいっぱい載っていました。 はじめはあまり興味なさそうでそっぽを向いていた息子。あれ〜?これ、こないだキミのズボンにくっついていた種じゃない?!と母が言うと興味を持ち始めて眺める。「こうやって種は運ばれるんだね〜」そうやね、運ばれるように種も自ら工夫してるんだね〜。 今度、学校で花の種を植えるらしく、楽しみにしている息子、7歳。2022/06/01
くぅ
23
公園遊びに夢中になっているから楽しめたみたい。たんぽぽの根を完全に掘り起こすことに夢中になったり、どんぐりや小石にタネや小さなカタツムリまで持ってくる子もいて…そんな遊びの後にこれを読むと改めてタネから草や葉がでて花が咲いて…っていうのを楽しめたみたい。(4歳7ヶ月)2021/12/09