世界傑作童話シリーズ
魔女のこねこゴブリーノ

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  • サイズ A5判/ページ数 254p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784834009996
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

出版社内容情報

台所ねこになりたいゴブリーノは、理想の家を探す旅に出ます。ゴブリーノは、魔女ねことして生まれた運命を乗りこえられるのでしょうか? 波乱万丈で夢いっぱいの冒険物語。

<読んであげるなら>5・6才から
<自分で読むなら>小学低学年から

内容説明

 「ぼくは、ふつうの台所ねこになりたいな」こねこのゴブリーノの言葉は、たいへんな騒ぎを巻き起こしました。なぜって、ゴブリーノは、由緒正しい魔女ねこ一族の生まれだったからです。

著者等紹介

ウィリアムズ,アーシュラ[ウィリアムズ,アーシュラ][Williams,Ursula Moray]
1911年、イギリスのハンプシャーに生まれる。1938年にイギリスで出版された『木馬のぼうけん旅行』(日本語版は1964年に福音館書店より刊行)は、古典的名作として親しまれている

中川千尋[ナカガワチヒロ]
1958年生まれ。東京芸術大学美術学部芸術学科卒業。翻訳や挿絵、絵本の創作など、子どもの本の世界で多面的に活躍している

平出衛[ヒライデマモル]
1956年生まれ。早稲田大学卒業。学生時代は漫画制作に熱中し、雑誌に作品を発表した。大学卒業後、絵本の世界に魅せられ、子どもの本の仕事を始める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶち

99
図書館で表紙に魅せられました。ヒラリと飛んでいる黒猫、箒に乗った魔女、帆船、子供たち....すごく楽しそうです。しかし、読んでみると、楽しそうな表紙とは違って、なかなかにシビアな内容なのです。主人公のゴブリーノは魔女猫の子猫。でも、本人は台所猫になりたくて旅に出ますが、どこにいっても魔女猫という理由で受け入れてもらえません。それでもゴブリーノは、自分の幸せを探すことをあきらめませんでした。そして、とっても意外な方法で、台所猫として受け入れてくれる家族を見つけます。気をもみながらの読書でしたが、結末にホッ!2020/04/12

かおりんご

17
児童書。ワンワンワンの犬の日だけれど、あえて猫の本を読んでみた。魔女猫なのに、台所猫になりたいコブリーノの冒険物語。魔女猫だという理由で、差別されるのが悲しい。ハッピーエンドなのはよかったけれど。女の子が好きそうかな?2014/01/11

寧々子

14
なんで魔女のこねこなんかに、まれちゃったんだろう。 何度もそう嘆きながら希望を失わず、自分を受け入れてくれる人間を探し、相手を思い遣る心を持ち続け、感謝の気持ちを忘れないコブリーノ。 そんな健気さが心にすんなりと沁みないのは、何だか設定に納得できないから・・・ 猫と会話しても平気なのに魔女ねこだとわかった途端に嫌がったりとか矛盾してない?! 児童書だから仕方ないのかもしれないけど、気になってしまいました~ 辛い目に遭っても哀しい想いをしても、夢を諦めず頑張ったコブリーノに、幸せが訪れた時はホッとしたけど♡2015/02/20

おはなし会 芽ぶっく 

12
12月予定の4・6年生のブックトーク授業【テーマ 冬休みに読んでみよう】用に選書。ゴブリーノはお兄ちゃんねこ、スーチカは妹ねこ。2匹は魔女ねこのお母さんから生まれたのに、ゴブリーノは嫌われる魔女ねこより人間の台所ねこになりたがります。2019/11/05

翔(かける)

7
最近、猫の魅力に気づき始めたところに飛び込んできた黒猫の表紙。淡いピンク色も相まって可愛い!読んでみたい!ということで手に取った1冊。魔女のねことして生まれたゴブリーノが、平和な台所ねこになるという願いを叶えるべく、いろんな冒険をする物語。どこに行っても、魔女のねこということで嫌われてしまう。どこにも居場所を見つけられなくて、しょげているゴブリーノは撫でたくなる。紆余曲折を経てたどり着いたハッピーエンドには、ほっこり。ずっとのおうちを見つけられて良かったね、ゴブリーノ。2024/01/11

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