出版社内容情報
不思議な驚きに満ちた世界へ子どもたちを案内し、夢と願いを存分に満たしてくれるお話集。8編の童話と2編の詩を収めます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
67
誰もが幼い頃に空想したような楽しいお話たち。共通するのは、子供への優しい視線と自然に対する限りない愛情。子供の頃の、不思議な存在がすぐ傍に感じられた感覚を思い出した。表題作と「メリー・ゴウ・ランド」が優しさに溢れていて特に好き。石井桃子さんの訳は楽しい。2019/02/07
みうか
58
8編のお話しと2編の詩からなる、夢と不思議が詰まった短編集。なんて素敵なんでしょう。どのお話しもお気に入りです。自然描写が素晴らしくて胸がトキメキます。鳥は歌い、風は踊り、森は微笑み、太陽は煌めき、月は青白く微笑する。そして時に闇が光を連れ去る。世界を彩る材料がそこかしこで、かくれんぼしているみたいでした。ほんのちょっとの魔法を信じる心があれば、こんなに楽しい世界が広がっているんですね。2020/02/18
北風
27
マーヒーの児童書は、もちろん子供向けなんですが、ホントは大人をターゲットにしてるのじゃないか?と錯覚してしまいます。石井桃子さんの約と相まって、とても美しい短編集ですよー。2014/12/19
おくらさん
25
どの短編も好き。本題になっているお話も、くすっと笑ってしまうようなお話。チョコレートケーキ作りが得意な魔法使い。でも 魔法を使うのは下手みたい。 「葉っぱの魔法」のように世の中には、こんなファンタジーにあふれてると思ってる。 2019/01/13
seraphim
24
不思議なもうひとつの世界を覗き見するような感覚になる、ファンタジーの短編集。私が好きだったのは、オレンジ色の犬が出てくる「葉っぱの魔法」と、素敵な腕前の裁縫師が登場する「ミドリノハリ」。子どもの頃に読んでいたら、どんなに良かったか。小学校中学年から。2017/03/17
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