出版社内容情報
たまごのすきな王さまのうちに赤ちゃんが生まれ、お祝いに国中の人にたまご焼きをごちそうすることになりましたが……。「おしゃべりなたまごやき」の姉妹編。
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
321
文が寺村輝夫、絵は長新太。まず文だが、「たまごやきが一ばんうまいよ」という王さまの設定が、そもそもとぼけた味わいを生み出している。それが「ぞうのたまごのたまごやき」に展開していくのだが、そのリズムもいい。読者(あるいは読み聞かせで聞いている)子どもたちだって、ぞうがたまごを産まないことは知っている。作者はそのことを知りながら、語っていくのである。長新太の絵は、このとぼけた味わいをいっそう助長してゆく。ほんとうにいいコンビだ。全ページにたまごの黄色を用いているのも楽しいアイディアだ。2023/09/26
紫綺
107
ぞうがたまごを産んだら、それはそれは大きいだろうな。ま、産んだらの話だけど・・・笑。2016/10/16
Lesen
24
王様に赤ちゃんが生まれ、国中の人達に御馳走をしようと思いました。王様の御馳走といったら卵焼き、でも国中の人達に御馳走する程の卵はありません。そこで、大臣にぞうの卵を探しに行くことになりました。いやいや、普通気付くよね??他にも突っ込み所満載(笑)でも、子供は楽しんでました。2014/07/12
ume 改め saryo
23
寺村 輝夫 と長 新太さんの2作目!! ほのぼの路線そのままに、今回は『 ぞうのたまご 』を見つけに旅に出る!!(笑) 見つかるのか!?(^^) またしても王様は卵焼きが好きだった(^^) ラストの落としどころが・・・(^^; あぁ!!2012/04/19
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
20
王さまは卵焼きが大好き。王子さまが生まれ、国じゅうの人達を招いてお祝いをすることにしましたが、ごちそうは大好きな卵焼き。集まった人たちに卵焼きを作るには、何百何千あっても足りません。そこでぞうのたまごならいいだろうと言い出し、大臣はぞうのたまごを求めて家来と探しに出かけます…。 【第33回 小学館児童出版文化賞】【第4回産経児童出版文化賞】2022/05/16