内容説明
西洋絵画を鑑賞したとき、あるいはヨーロッパの美術館や教会を訪れたとき、こんなふうに思ったことはないだろうか。「キリスト教のことを知っていたら、もっと理解が深まるはずなのに…」巨匠たちが競って描いた名エピソードを題材に、聖書が伝える世界と、救世主イエスの教えを読み解く。
目次
旧約聖書―世界の始まりと、キリスト教の精神世界。(天地創造;アダムの創造;エヴァの創造 ほか)
新約聖書―イエスが残した数々の奇跡と、教えの意味。(ヨアキムとアンナ~金門の出会い;マリアの教育;マリアの結婚 ほか)
キリスト教とともに歩んだ、巨匠の軌跡。(ジョット・ディ・ボンドーネ―聖なる物語に人間性を与えた、“近代絵画の父”;マザッチョ―ルネサンス前夜を駆け抜けた、宗教画の革命家。;フィリッポ・リッピ―聖俗を併せもつ修道士が描く、親密な聖母子像。 ほか)