出版社内容情報
よく働いて、飯をくわない女房がほしい??そんな欲ばり男の所へ本当に飯をくわない嫁がきましたが……。力強い語り口と見事に構成された画面が、読者を昔話の世界にひきこみます。
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
277
稲田和子・再話、赤羽末吉・絵。全国的に伝承される民話で、発祥は特定されない。また、各地によって、細部が違うようだ。なお、世界の各地にも類話がある。篇中では、菖蒲と蓬が魔除けとしての役割を背負っている。稲田和子は炉辺の昔語りのスタイルをとっていて、これが功を奏しているだろう。赤羽末吉の絵はもう言うことなし。民話スタイルを活かしながら、オニババに変貌した女の描写などは迫真の出来。この類いの絵本では、全く他の追随を許さない。2025/12/29
藤月はな(灯れ松明の火)
52
お嫁さんが欲しいけどケチ過ぎて「よく働くも飯は食わない嫁さんが欲しい」と願う男。子供の頃もそんな男に「そんな人、いる訳ないやろ!」と突っ込んでいた記憶があります。そんな男の望みに適うようなお嫁さんが来たが、お嫁さんが来てから何故か、蔵の米は減っていくばかり。不審に思った男がこっそり、お嫁さんの様子を覗いたら・・・。山姥は二口女でもあるのかな。そして山姥も家族のご飯の為に頑張っていたのだと分かるとハッとさせられました。因みに私の読んだ版では、だから菖蒲や蓬が節句の薬湯に使われるのだというオチでした。2025/12/06
gtn
45
自惚れた男が悪い。美人で倹約家の女性が嫁ぎに来るわけがない。その後の顛末は自業自得。それにしても、女性は怖い。2022/11/15
chiaki
38
「よっく はたらいて めしを くわない にょうぼうが ほしいもんだ」なんて!もう食われちまえー!って思いながら読んいましたが…これは思ってた以上に結構恐いです。鬼婆は頭のてっぺんに割れんばかりの大きな口を持っていたり、いつまでも追い掛けて来る様子にまるでこの世の終わりを思い知らされたり。まさかのまさか、菖蒲は刀となり、ヨモギの汁は鬼婆を溶かしてしまうなんて!子どもたちは怖いおはなし大好物。読み聞かせするなら菖蒲の季節5月か、夏かなぁ。2019/12/29
千穂
36
赤羽末吉さんの絵が楽しめるくわずにょうぼう。菖蒲はカタナ、ヨモギは毒があってやまんばの弱点だったのか〜欲深おとこが、伊東四朗に見えるのは私だけか?2019/06/14




