出版社内容情報
博士とゾウアザラシ、ふたりの旅はまだまだ続く。待ち受けているのは、ちょっぴりこわくて、心やさしいオバケたち。第101話から200話までの100編を収録。
<読んであげるなら>---
<自分で読むなら>---
内容説明
「ハラハラ編」に続き、なんじゃもんじゃ博士と、友達のゾウアザラシとの冒険の旅の物語です。ふたりの行く手に待ち受けるのは、ちょっぴりこわくて心やさしいオバケたち。さて、ふたりは、ドースルノ?ドーナルノ。
著者等紹介
長新太[チョウシンタ]
1927年東京生まれ。漫画家、絵本作家。59年『おしゃべりなたまごやき』(福音館書店刊)で文芸春秋漫画賞受賞。84年『ぞうのたまごのたまごやき』(福音館書店刊)で第三十三回小学館絵画賞受賞。2002年、第三十七回エクソンモービル児童文化賞受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
57
“ナンセンスの神様”が「母の友」に18年連載した漫画 童話。「母の友」創刊50周年記念特別企画として「ハラハラ編」と併せ2003年に刊行。<「ハラハラ編」に続き、なんじゃもんじゃ博士と、友達のゾウアザラシとの冒険の旅の物語です。ふたりの行く手に待ち受けるのは、ちょっぴりこわくて、心やさしいオバケたち。さて、ふたりは、ドースルノ? ドーナルノ?>。冒頭の101話。ゾウアザラシが蚊に刺され、アラ不思議。ゾウアザラシが蚊になったではアリマセンカ!怖い、怖い。連れ合いが感嘆して「やっぱり長さんは天才!」と。同感。2023/09/18
香菜子(かなこ・Kanako)
29
なんじゃもんじゃ博士 ドキドキ編。長新太先生の著書。なんじゃもんじゃ博士という不思議なタイトルからは中身の想像はつかないかもしれないけれど、実は子供はもちろん大人にも考えさせる内容が詰まった一冊。なんじゃもんじゃ博士シリーズは子供たちへの読み聞かせとしてとても喜ばれます。なんじゃもんじゃ博士ハラハラ編となんじゃもんじゃ博士ドキドキ編をセットで読むと楽しさ倍増です。2018/12/28
ベル@bell-zou
22
しまった。ドキドキ編は2冊目だったのね(-_-;)でも、いいのいいの。たいしたことじゃない、ハハハ。ってね。自由で優しい妄想の世界はユルユルと肩の力を抜いてくれる。山が歩き、空に浮かぶ卵が割れる。「スパゲッティヘンテコリーノ」がちゃんと皿に盛り付けられて彼方へ飛んでいく。嫌われ物のゴキブリも磨けば月が映るほどピカピカに。一話ごとの長さんのコメントがまた温かいんだなぁ。そしてこれまた温かいあとがきは神沢利子さん。「長さんマンガでみんな元気になーれ、みんな大らかでやさしくなーれ」…はい!2018/10/25
ふじ
17
なんじゃもんじゃはかせ、2冊目。相変わらず不思議な者たちに出会いながら旅する2人。何の話?と旦那に聞かれ、1話ほど見せたら『俺でも書ける!』んなわけあるかい!!(怒)絶妙な心温まるシュールです。2016/07/25
遠い日
9
なんじゃもんじゃ博士とゾウアザラシの旅は続く。長さんの手にかかると、自然は俄然明確な命と意思を持ち、自由自在に動くし、喋る。そして、長さんは大いなる自然に敬意を抱いていたことが、よくわかる。「なんなのよ、なんなのよ」と言いながら、ぶらりぶらりと旅は続く。2015/09/20