出版社内容情報
丸太橋のうえで、身動きができないうさぎときつねにできるのは、ただ話すことだけだった……。緊張感のあるストーリー、鮮やかな色彩、人気絵本作家のコンビによる画期的な絵本。
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
内容説明
1匹のうさぎが丸太の橋にかけこんで、後を追いかけたきつねも橋にとびのった。ところが橋は土手からはずれ、2匹が動くたびにシーソーのように揺れる。丸太のうえで2匹が…。
著者等紹介
きむらゆういち[キムラユウイチ]
東京都生まれ。多摩美術大学卒業。絵本・童話を執筆するかたわら、コミックの原作、舞台の脚本、テレビ幼児番組の構成など、マルチな活動をしている。絵本『あらしのよるに』(講談社)で、1995年、産経児童出版文化賞、講談社出版文化賞受賞。1998年、斎田喬戯曲賞受賞。東京在住
はたこうしろう[ハタコウシロウ]
兵庫県生まれ。京都精華大学卒業。絵本画家、デザイナー、イラストレーターとして活躍している。東京在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
舟江
27
物理学と心理学の絵本。絵本の色彩は良いのだが、書き方がイマイチ。子供のうちは、もう少ししっかりと書き込んだ絵を見せたい。ストーリーは、良かった。2019/12/09
小夜風
27
【図書館】「あらしのよるに」の木村裕一さんの絵本。追うもの追われるもの、一本の丸太の上で身動き取れなくなって…。絵がダイナミックで面白く読めました♪最後までハラハラ(笑)。2015/02/24
Cinejazz
23
〝何日も降り続いた雨が、やっとあがった。激しい雨にいためつけられた橋は、1本の丸太だけになっていた...1匹のウサギがその丸太の橋に駆け込んできた。その後を追いかけたキツネも丸太に飛び乗った...丸太の橋は大きく弾み、土手から外れて、ウサギとキツネが動くたびに、シーソーのように揺れはじめた。「こりゃ、うっかりおごけねえや。この流れに落ちたら助からねえし…」キツんは、ちょうど釣り合いのとれるところを探す…。やがて夜になって、丸太のうえで2匹ができるのことは、ただ話すことだけだった…〟生か死かの切羽詰まった↓2025/01/08
FOTD
23
普段から利害の対立している二人であっても、危機に直面したら協力して生きていかなくてはならない。キツネとウサギだけではない。人間も同じ。戦争なんかしている場合ではない。2022/06/22
そら
23
食う側と食われる側の交流。「あらしのよるに」に似ています。読み聞かせ候補に。2018/03/24
-
- 和書
- すきなたべものおしえて