講談社文庫<br> 武家屋敷の殺人

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講談社文庫
武家屋敷の殺人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 592p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062934732
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ミイラが蘇る! 死体が移動する! 呪われた屋敷で起こる世にも奇妙な殺人事件。最後の最後まで油断できないホラーミステリ。孤児院育ちの美女から生家を探してほしいとの依頼を受けた弁護士・川路。唯一の手がかりは、20年前の殺人と蘇るミイラについて書かれた異様な日記のみ。友人・那珂の助けを借りてついに家を突き止めるが、そこは江戸時代から存続するいわく付きの武家屋敷だった。そして新たな殺人が……。謎とトリック2倍増しミステリ!

序章 日記
第一章 呪いの家
 断片 一
第二章 狂女の告白
 断片 二
第三章 氷室の悪夢
 断片 三
第四章 首なき死人
 断片 四
第五章 忌まわしき真相
 断片 五
終章 川にて
附記 手紙


小島 正樹[コジマ マサキ]
著・文・その他

内容説明

孤児院育ちの美女から生家を探してほしいとの依頼を受けた弁護士・川路。唯一の手がかりは、20年前の殺人と蘇るミイラについて書かれた異様な日記のみ。友人・那珂の助けを借りてついに家を突き止めるが、そこは江戸時代から存続する曰く付きの屋敷だった。そして新たな殺人が…。謎とトリック2倍増しミステリ!

著者等紹介

小島正樹[コジママサキ]
埼玉県生まれ。2005年、島田荘司氏との共著により『天に還る舟』(南雲堂)を上梓。’08年『十三回忌』(原書房)で単独デビューを果たす。’15年『扼殺のロンド』(双葉文庫)で第6回エキナカ書店大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

407
この長さ、途中でダレないか心配だったが、中身盛り沢山で、展開や山場がいい案配で配置されており全く問題なし。特に怜子の描き方に他作品にない成功点。ホントに片手で数えられる程度の事件関係者で、よくぞここまでこねくり回したなと思う。探偵役の那珂も海老原より好き。間違いなく小島正樹代表作。惜しむらくはタイトル。小島氏の他の作品でも感じるが、作品内容を端的に表現するのが、あまり上手くなく、変に虚仮おどした感じにしてくるが、実際は横溝テイストな作風ではない笑。コレも武家屋敷の存在感は、タイトルにするほどは、無い。2017/09/24

nobby

133
小島作品初読み。読み終わっての第一声は「すげぇ!」孤児院育ちの瑞希の生家探しに始まり、その屋敷で見つかるミイラと白骨死体、精神を病んだ住民達が語るのは蘇る死人や空間移動する死体…こんなワクワクしながら突飛にしか思えない事柄が、全て納得の収束を迎えるのは驚愕!前半の僅かな手掛かりからの屋敷探しだけでも素晴らしいが、何と江戸時代の騒動への見立てまで詰め込まれる、まさに“やりすぎ”を堪能。最後の実質探偵役2人での真相解明の二転三転する様も面白い。わざとらしくばらまかれた伏線を忘れた頃に全部拾っていくのにも感動!2017/10/22

セウテス

87
【那珂邦彦シリーズ】第1弾。弁護士川路は、孤児院で育った女性から日記を頼りに、自分の生まれ故郷を探す依頼を受ける。カヤック仲間の那珂の協力の末、ついに生家を見つけるのだが、そこはいわく付きの武家屋敷であり、新たな殺人事件が発生する。幾つかの推理が二転三転する様は、物語の流れとしては納得出来る。特に川路が弁護士らしい余計な正義感から、新たな事件に巻き込まれるのは、意地悪ではあるが期待通りだ。最後のどんでん返しがメインなのだが、残念な事に被害者の不思議な言動から、実は気が着いて仕舞うのは私だけではないだろう。2021/01/10

勇波

84
『やりミス』なるもの初体験です。構成も非常に良く出来ていて、最後まで退屈せずに読めたかな。謎解きに入る時最高潮に盛り上がったように思うのですが、謎解きが単調になったのが少し物足りないようにも感じる。まだまだやり過ぎても構わんと思うけどね。屋敷を斜めに建ててみたり、館を十角形にしてみたり…。。いかがですか★2017/09/09

papako

79
楽しかった!これはシリーズ化しないのか。弁護士の川路とその友人?那珂がある事件を推理する。江戸時代にまで謎はひろがり、二転三転七転八倒?の展開を見せる。文庫で600ページ近いけど、断片などが入り、誰のこと?どれが真実?と気になり飽きずに読めました。ただ、登場人物一覧の才藤の書き方がネタバレになっちゃってますね。最初に見ちゃったので、ずっとハテナ?でした。そして川路の誘導された推理とか、やはり島田御大の香りを感じる。似てるとかじゃないけど、作者は島田荘司のファンかなぁ。ファンだといいな。2020/06/15

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