出版社内容情報
夜。空の雲も、池の水も、鳥も、みんな眠ったのに、まだ眠らない女の子が一人。コッコさんです。「おやすみなさいコッコさん」と月が静かに語りかけます。
<読んであげるなら>2才から
<自分で読むなら>---
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
237
片山 健・作。もう夜になったのだけれど、まだ眠っていない子どもが1人。コッコさんでした。「コッコさん おやすみなさい。もう 〇〇も ねむったよ」とお月さまが声をかけても「〇〇が ねむっても コッコは ねむらないもん」これが何度もくりかえされ、やがてコッコさんは…というお話。幼児向けのお休み絵本だろう。絵は滲みを活かした水彩画。窓からは月の光がさし、コッコさんのおふとんの上にはクマのぬいぐるみ。この構図の絵がとりわけいい感じだ。2025/10/26
紫綺
68
独特のタッチに惹かれ手にとった絵本。渋い色使いとやさしい筆遣い。幼児にあるある、眠くない、ねむくない、ねむく…な…い…(+.+)(-.-)(_ _)..zzZZ2019/04/07
momogaga
49
【大人こそ絵本を】小さいころを思い出す絵本です。まだまだ寝たくない、でもーだんだんと眠くなっていく段階を上手に描いてありますね。おやすみ、コッコさん。2016/09/10
たーちゃん
34
「○○も寝てるよ」と言われても「寝ないもん」と言うコッコさん。でも最後は眠気に負けて…。息子も最近は「違うよ!」「しないもん」と言うので、コッコさんにそっくりです。2020/08/02
Totsuka Yoshihide
33
片山健氏の作品。こっこさんシリーズの一冊。眠りたくないと言う子ども,でも自然と眠くなっていく様子を表現している。ページをめくるごとに,気持ちが静かになり眠りに誘い込まれていく感じがして大人もうとうと。色彩感覚が素敵で,月明かりの表現が美しい。また他の作品を読んでみたい。2023/01/05




