出版社内容情報
狭い煙突の通路に文句をいいながら、プレゼントを配達して歩くサンタのおじいさん。ほんとはちょっと気むずかしやで寒がりなんです。連続のコマ割りの絵は、大人も十分楽しめます。
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
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- 評価
マージの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
320
レイモンド・ブリッグズ作。ブリッグズはイギリスのイラストレーター・漫画家。本書が絵本作家としての出世作。彼は幼少期から漫画を描いていたそうだが、この作品も多分に漫画的な発想と構図。サンタがごくごく普通のお爺ちゃんというところがミソ。その上にことあるごとにぼやくサンタである。絵も漫画のそれだが、大きな絵では絵本として強く主張してもいる。ことにバッキンガム宮殿などは、なかなかに圧巻。全体に細部も丁寧だし、色彩も美しい。2024/12/21
Willie the Wildcat
152
目の前に近づくクリスマス!確かに寒いだろうなぁ。サンタさんも、たまには愚痴りたいこともあるよね!何かにつけて一言・・・。(汗)でも、その言葉とは裏腹に、いつも愛情が一杯という気がする。次男曰く、「今年はクッキーを置こう・・・。」とのこと。(笑)絵は、USコミック調。ただし、バッキンガム宮殿やBig Benなど英国が舞台。”食事休憩”の場面。「もう少し、頑張れ~!」と応援したくなる。2013/12/07
紫綺
142
そこらへんにいる様なオヤジみたいなサンタ。ブチブチぼやきながら、たんたんとプレゼント配りに精を出す。お酒をこよなく愛するかわいいおじさん♪描き込みがスゴイ!!2013/12/01
Kawai Hideki
99
寒がりのサンタが、クリスマスの前日の朝、起きてから、プレゼントを配り終えるまでの24時間強をつぶさに追う絵本。「やれやれまたクリスマスか!」「冬は嫌だよまったく!」と、悪態をつきながらも、トナカイに朝ごはんをやり、赤い服に着替え、産みたての卵で朝ごはんを作るなど、丁寧な暮らしぶり。ひどい天候の中ソリを走らせ、煙突やアンテナに文句を言いつつ、プレゼントを配り歩く。夜明け近く、牛乳配達のおじさんとすれ違い、イギリス女王一家に最後の届け物をしてお仕事終了。温かい風呂に入り、ビールを飲んで眠りに。お疲れ様でした。2016/12/07
mincharos
95
もう何度目かな~?大好きな絵本。でも漫画みたくコマ割りになっていて、文字もないところも多いので、読み聞かせには向かないなー。他の本とは違い、このサンタはひじょーーにクリスマスをめんどくさがっている。笑 なんだかすごくリアル。これがほんとのサンタさんなんじゃないか?と思う。一人暮らしのサンタさん。でもちゃんと丁寧に生活している感じが好ましい。毎晩の晩酌も!まあ愚痴は多いけども。笑 毎年クリスマスに読みたいな。「クリスマス」本棚作らなきゃ!2017/12/06