出版社内容情報
狭い煙突の通路に文句をいいながら、プレゼントを配達して歩くサンタのおじいさん。ほんとはちょっと気むずかしやで寒がりなんです。連続のコマ割りの絵は、大人も十分楽しめます。
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
143
目の前に近づくクリスマス!確かに寒いだろうなぁ。サンタさんも、たまには愚痴りたいこともあるよね!何かにつけて一言・・・。(汗)でも、その言葉とは裏腹に、いつも愛情が一杯という気がする。次男曰く、「今年はクッキーを置こう・・・。」とのこと。(笑)絵は、USコミック調。ただし、バッキンガム宮殿やBig Benなど英国が舞台。”食事休憩”の場面。「もう少し、頑張れ~!」と応援したくなる。2013/12/07
紫 綺
140
そこらへんにいる様なオヤジみたいなサンタ。ブチブチぼやきながら、たんたんとプレゼント配りに精を出す。お酒をこよなく愛するかわいいおじさん♪描き込みがスゴイ!!2013/12/01
Kawai Hideki
98
寒がりのサンタが、クリスマスの前日の朝、起きてから、プレゼントを配り終えるまでの24時間強をつぶさに追う絵本。「やれやれまたクリスマスか!」「冬は嫌だよまったく!」と、悪態をつきながらも、トナカイに朝ごはんをやり、赤い服に着替え、産みたての卵で朝ごはんを作るなど、丁寧な暮らしぶり。ひどい天候の中ソリを走らせ、煙突やアンテナに文句を言いつつ、プレゼントを配り歩く。夜明け近く、牛乳配達のおじさんとすれ違い、イギリス女王一家に最後の届け物をしてお仕事終了。温かい風呂に入り、ビールを飲んで眠りに。お疲れ様でした。2016/12/07
mincharos
94
もう何度目かな~?大好きな絵本。でも漫画みたくコマ割りになっていて、文字もないところも多いので、読み聞かせには向かないなー。他の本とは違い、このサンタはひじょーーにクリスマスをめんどくさがっている。笑 なんだかすごくリアル。これがほんとのサンタさんなんじゃないか?と思う。一人暮らしのサンタさん。でもちゃんと丁寧に生活している感じが好ましい。毎晩の晩酌も!まあ愚痴は多いけども。笑 毎年クリスマスに読みたいな。「クリスマス」本棚作らなきゃ!2017/12/06
藤月はな(灯れ松明の火)
87
大学の書店のフェアで展示されていたので再読。小学2年の時、この本に出会った時は衝撃的でした。なぜなら、それまで見たこともなかった、漫画のような絵本という形式だったからです!寒さ嫌いなサンタクロースがぶつくさ、云いながらもプレゼントを運ぶ。しかし、煙突から入る定説に文句を言いながら入ったり、動物に優しく、挨拶したり、お菓子よりもお酒を好いていたりと人間味があるから、この絵本のサンタクロースは好きなんだよな~^^このサンタクロースには是非、南半球のクリスマスを思う存分、堪能してもらいたいものである。2013/12/18