出版社内容情報
子どものねこが、おこってぷー、ふくれてぷー、おかしがほしいとぷー。ふくれたぷーぷーねこは、さあたいへん……。
<読んであげるなら>1才半から
<自分で読むなら>---
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
274
せなけいこ・作。「おねこさんが ぷー」の連続で、とうとう「おそらへ ぷー」。これはやはり絵を楽しむもの。シンプルだけど、表情(顔も身体も)が豊かで(それはそのまま幼児の戯画化だろう)色合いも綺麗。最後のページなどは抒情味もある。萩原朔太郎の『月に吠える』の「猫」を絵本化したような感じか。幼児向きだろうが、結構共感を呼ぶのではないだろうか。2025/05/14
Kawai Hideki
73
せなけいこの、「親が言いたいことを代弁してくれて、子供を恐怖のどん底に突き落とす絵本シリーズ」ふたたび。タイトルと表紙で想像できるとおり、色んな不満でぷーぷー言ってたら、風船みたいに膨らんで、飛んで行ってしまうよ、というお話。飛んで行った我が子を読んで鳴く母さん猫のシルエットが切ない。一方、ふうせん猫は、案外、飛んで行った先でうまく居場所を見つけて独り立ちしているかもしれない、とも思う。2014/04/29
Kawai Hideki
71
せなけいこのエッセイ「ねないこはわたし」を読んで再読。「ふうせんねこ」の制作裏話は特に触れられていなかったのだが、絵本作家になることに対して、母親から大反対を受けていた、というくだりのところに、このねこの挿絵が使われていた。その直後のページの「母の反対があったから、命がけでこの道に進んできたのかもしれない。『絶対に失敗できない』そう思っていたから。」という記述も印象的。「ふうせんねこ」は、わが娘も全部記憶して読めるくらい大好きな絵本。ぷーぷーねこでもいい。たくましく飛んでいって欲しい。2016/09/17
ぶんこ
64
猫のふくれ顔が可愛くて手に取りました。怒ってばかりのお兄ちゃん猫、飛んで行っちゃったけど、帰ってこられたかな?小さい頃に読むとトラウマになりそうですが、猫好きだったら絵の可愛さに気がいくかな。2017/03/02
yomineko@ヴィタリにゃん
55
読み友様からのご紹介本です📚もう表紙からしておかしい(笑)いじわるしちゃ駄目ですよ~🐈🐈🐈🐈でもうちのオクサナちゃん、こないだ弟のヴィタリにゃんに猫パンチ2発やってましたっ弟をよくいじめている仕方のないオクサナちゃんです😢2025/05/04