出版社内容情報
王妃グィネヴィアとサー・ランスロットの愛、サー・トリストラムとイゾールドの悲恋など、ヨーロッパの文学の源流であるアーサー王物語を、詩人ラニアが見事な構成でまとめました。
<読んであげるなら>---
<自分で読むなら>小学高学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
122
最近アーサー王の映画がかかっているので取り出して読み直しました。依然読んだときにはあまり感じていなかったことなのですが少し省略されていたり誰が言っているのかわからなくなったりという点が目に付きました。ただ雰囲気的にはむかしのような感じが絵などを通して伝わってくる気がします。省略版でないものを探して読みたい気がしました。2017/06/27
sai
19
ちょっと想像していたのと違う内容でした。アーサー王はもっと優秀で人徳があり、武勇の人かと思っていました。主役はランスロットだったのかな?間に入るカラーの挿絵が良いアクセントとなっています。2017/10/05
もちもちかめ
16
むつかしい物語も子ども向けなら楽しく読めました。アーサー王誕生、さまようサーラーンスロット、トリスタンとイゾルデ、までで挫折。楽しいけど本が重い。あと、謎解きみたいな倫理観について行けず。イギリスアメリカ系の文化を知るのにとても有効と思いました。あの人たちの「優雅な」物腰に、ものすごくしっくり来る物語。なるほどこういう価値観だからああいう態度なのか。日本人とちょっと違うけど善悪は違和感ない。源氏物語と徒然草の間くらい時代の話。ほんとは全部読みたかった。2022/04/03
スイ
14
マロリー版がスッと入って来ないのでこちらを読んでみた。 読みやすい、がしかしカットが大胆すぎる! 「この言葉を受けて」とかあるのに、「この言葉」のエピソードが抜けているのでわからない、ということが多々。 丁寧に訳者さんが解説してくれているのでつかめはするんだけど、結局マロリー版や他の創作と読み合わせがいいのかも…。 アーサー王についても省略され過ぎていて、ただのボンクラ王に見えてしまう…。 それにしてもお近づきになりたくない人ばっかだな! 嫉妬と愛憎渦巻き過ぎ! 唯一親しくなりたいキャラは2019/05/13
ふみ
12
どうしたことか…おもしろくない。子どもの頃 夢中で読んだのはどの版だったのだろう? 2024/03/18