内容説明
中までみえる、日本の家ずかん。北から南まで、くらしのしかたや気候によって、さまざまにことなる日本の家を、厳選し、臨場感あふれる絵で、精密に描く。幼児からおとなまで。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちえ
39
初版は1989年。「曲り家」を見たくて開く。北海道から沖縄まで日本全国15の家を描いているが、「カイコを育てる部屋」のある家が3箇所(岐阜、群馬、山形)もある、養蚕がそれだけ盛んだったってことだね。最後のプレハブ住宅、言葉が持っているイメージと描かれている絵のギャップ…。そこに書かれているホームオートメーションは今のIoTそのもの。そこにもビックリ。2022/08/13
カタコッタ
12
建物好き、間取り好きには最高に嬉しい一冊。日本の民家、それも立派な建物が気候や農家の仕事に合わせて暮らしやすく美しく、屋根の姿もそれは雄大な姿がスッキリとしたイラストによって良く理解出来ます。プレハブ住宅の立派な事。大豪邸ですね。2022/11/17
じょみ
10
みるずかん・かんじるずかんシリーズ。子供たちや大人も含めてこの図鑑に出てくる家でどの家に住みたいかを話しあったら盛り上がりそう。私もラストのプレハブ住宅に驚きました。スゴい大豪邸‥2015/07/31
てら
3
建築の勉強2024/05/16
のん@絵本童話専門
0
日本の伝統的な家、現代のマンションや家を、表紙のように屋根・壁の一部をぶちぬいて内部構造が分かるように描いています。そこから見えてくる、地域ごとの特色が面白い一冊です。養蚕を営む家はとりわけ、蚕を置く場所が広く取られており、海に面する漁師の家では舟を置くスペースがあり、海から直接出入りできる工夫がされています。幼児~のシリーズですが、家の細部の説明はかなり詳しく、だいぶ理解力が必要です。そこまで理解できるのは小学中・高学年以降くらいかも。大人でも見て楽しい一冊に思います。2023/10/25