出版社内容情報
有名なグリム昔話絵本の名作です。作者は巧みな構図と達者な描写、深みのある色で質の高い感動的な絵本に仕上げました。ドイツ児童書優秀賞受賞作品。
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
124
グリム童話の絵本。大人になって読むと、お母さんヤギ、残酷過ぎる!めでたしめでたしって本気か!?と思ったりしました。個人的に狼が好きなのもあるって狼がかわいそうと少し思ったけれど、ヤギ目線だと確かに、こんな野郎殺してやる!と母親なら思いますもんね。2023/08/06
seacalf
105
『ねむりひめ』つながり。絵は同じフェリクス・ホフマンだが、こちらはよく覚えていた。たぶん小学校に上がる前から何度も読み聞かせて貰っていたのだと思う。おおかみと子やぎの戸口でのやり取りや、子やぎたちが一目散に隠れるところ、お腹に石を詰め込むところなんかは、はっきり覚えている。でもお母さんやぎの姿や街の人のことはさっぱり覚えていないのだから、記憶って不思議なもの。数十年前の絵本なのにこれだけ長い間読み継がれているのが驚異的。大人になってからも絵本は色々な楽しみ方があると改めて実感。まるでタイムマシンみたいだ。2021/12/15
パフちゃん@かのん変更
69
あまりマンガチックじゃないシュールな絵がいい。有名なグリム童話のお話。嗄れ声をきれいにするのははくぼくでしたっけ?他の本も読んでみよう。ところで、結末は赤ずきんといっしょだったっけ。2014/06/15
藤月はな(灯れ松明の火)
47
保育園で読んで以来の再読。今、読むと結構、グロテスクだな・・・・。山羊は悪魔として描かれることもあるけど、それは無表情な目に関係あるのかもしれません。特に狼のお腹が大きな布切り鋏でチョキン、チョキンと切られて石を詰め込まれ、チクチクと縫い合わせる所は痛さを想像して顔をしかめてしまいます。なぜ、子山羊たちは消化された状態で現れなかったのかや、狼に脅されて言うことを聞いたパン屋さんだけではなく、売った白棒屋さんの罪はどうなのかも問われない。グリム童話はやっぱり、恐ろしい。2014/12/09
HIRO1970
47
子供の頃に読みました。2005/01/01
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