出版社内容情報
チェコの代表的な童話作家ラダの、とびきり楽しいお話です。森のキツネが字とことばをおぼえ、人間をだしぬいて森の番人になるまでが、楽しくユーモラスに語られます。
<読んであげるなら>5・6才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
12月予定の4・6年生のブックトーク授業【テーマ 冬休みに読んでみよう】用に選書。人間に飼われて、字を書くことも言葉もわかるようになったきつねくん。自由を求めて森を出ました。上手くやろうとする度失敗ばかり、でもいいことを思いついて森番の仕事につきます…。2019/11/03
timeturner
10
今の時代なら「だから軽々しく野生動物なんて飼っちゃいけない」という方向に向かうだろうけど、もっと前の時代の、善意を信じて生きていられた頃のチェコの話。読み手の子供たちは、自分たちがやりたいことをきつねがやるのを見て、失敗したら大笑い、成功すれば大喜びしたんだろうね。2018/12/19
ミノムシlove
9
子どもの頃に呼んだ。油紙に包んだソーセージというのが心に残っていて、どんな紙だろうと思っていた。ドリトル先生のアブラミのお菓子と同じくらい謎でした。小学校の図書室で何度も借りてた記憶がある。
猪子
7
最初表紙のサムネイルを見てやまわきゆりこさんが絵を描かれてるのかと思ったら違った。規制が緩やかなのかきちがいやこじきの表現があってちょっとびっくり。昔ながらのきつねを踏襲しながらも、近代的なきつねくんが新鮮で面白かった。なかでもカラー挿絵できつねくんがダーツをして遊んでいる所がお気に入り。2016/09/22
yomite
6
かしこいキツネ。人に頼って生きるより一人前になりたくて、穴の中にずっといるより世間に出かけていきたくて、最初は失敗ばかりするけれど、そうやって世間を知ってほんとに一人前になる。尊敬しちゃう2016/09/25