出版社内容情報
雪の上に落ちていた手袋にネズミが住みこみました。そこへ、カエルやウサギやキツネが次つぎやってきて、とうとう手袋ははじけそう……。個性ある動物の表情が特にすばらしい傑作です。
<読んであげるなら>3才から
<自分で読むなら>小学低学年から
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
315
ウクライナの絵本とのことでタイムリーに話題となっており読みました。落とした手袋にどんどん入っていく動物たちが可愛い。おしゃれきつねが可愛かったです。動物たちの種類関係なく同じ手袋に入る。入れないのかな。同じ地球なのに。今のウクライナの状況を想うと悲しいな。2022/03/05
やすらぎ
296
凍てつく寒さの中、森に棲む生き物たちも、暖かい場所を探しています。おじいさんの手の温もりが残るてぶくろに集まり、寄り添い、暖め合う。分け合い、ともに生きています。自然はつながっています。ウサギやキツネだけでなく、多様で豊かなシベリアの森が、この広い世界を支えています。…森の中に落ちたそのてぶくろがおじいさんの手元に戻ったとき、不思議に感じたことでしょう。落としたときよりも温もりが感じられたのですから。たくさんの種類の冬毛に微笑んだことでしょう。吹雪を耐え、雪解けを待ちながら、この絵本は語り継がれています。2021/12/29
♪みどりpiyopiyo♪
258
冬のお話で涼をとりました。ひんやり気分(ღ′◡‵) ■ウクライナの民話なんですって。動物たちがてぶくろから仲良く顔を出している様子や、てぶくろがだんだんおうちになっていく様子もかわいくてわくわくします。■お伽の世界では、時に 空間や時間や重力などの制限はなく、読んでいると子供の頃の感覚を微かに思い出します。■お終いには、さっと現実へ戻しつつ、おじいさんの姿は見せないのがよいなーと思いました。絵本にあるのは、妖精の様な動物達の世界。■冬になったら また読も♪2016/07/06
らったった
188
部屋を整理していたらでてきました。子供の頃に書いていたであろう、らくがきが(^^)ちょっと恥ずかしくもあり、懐かしくもある。どうやらこれは思い出深い絵本が見つかったぞと朝からほくほくしています(*^^*)2016/07/03
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
173
ウクライナ民話。おじいさんが森で落としたてぶくろに集まる7匹の動物たち。おいおいおい……そんなアホなと思いつつ、ぬくもりを求めてやってくる動物たちの期待に応えて伸びる伸びる魔法のてぶくろ。暖かそうだけど、いかにも息苦しい。隣に怖そうな動物もいる。自分なら寒い方がずっといい。いろんな版があるけど、1965年11月初版のこの本が最初なのかな。動物が動物らしく描かれている。手に取ったのは2013年11月発行の154版!2016/07/24