出版社内容情報
子ねこがはじめてかめをみました。ぽんとたたくと頭がひっこみ、ぽんとたたくと足がひっこみ、子ねこは大仰天。幼児を夢中にさせる絵本です。
<読んであげるなら>2才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
304
文のバーナディン・クックはミシガン生まれの児童文学作家、絵のレミイ・シャーリップはニューヨーク生まれで俳優、プロデュースなど多彩なシーンで活躍。まさき るりこの訳文はリズミカルで本文の「こねこ」の表現を巧みに引き出している。絵はほぼ単彩の鉛筆画だが、「かめ」と「こねこ」の動きを実に忠実に再現することに成功している。おそらく日頃からの観察力、およびネコに対する愛着がもたらしたものだろう。文章との相性はすこぶるいい。2024/06/02
紫綺
86
こねことかめとの一期一会。癒される♪2014/01/11
Kawai Hideki
80
小さな庭で起こった、小さなカメと、いたずら子猫の邂逅の物語。全ページ同じ背景という、狭い世界の出来事だが、小さな子猫の世界観を決定づける大きなドラマが繰り広げられる。好奇心にあふれつつも、おそるおそるカメに触れるいたずら子猫と、子猫に反応して首や足を引っ込めるカメの、緊迫したやりとりがつぶさに描かれていて良い。2016/11/19
masa@レビューお休み中
72
池からでてきた小さなカメ。家からでてきた子猫。二匹が出くわす。目と目が合い、お互いの距離を縮める。一歩一歩、近づいて二匹が向かい合ったときに、子猫はあるイタズラをすることを思いついてしまう…。なんてことはないお話なのですが、こういうイタズラ心わかる、わかると共感してしまいました。というか…僕も子供のときに、子猫と同じことをしてましたね。こういうイタズラ心は、子猫だけではなくて、人間にもあるものだと思います。イタズラって、想像であり、遊びであり、娯楽でもあるんですよね。オチもかわいくて好きですね♪2013/03/11
紫綺
61
こねこのいたずらに、かめは動じず。かめの方が一枚上手(笑)。2022/07/09
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